好天気に誘われ奥多摩へスケッチに。
秋川を跨ぎ、吉野街道と二俣尾駅方面をつなぐ「奥多摩橋」を描く。
この橋は「土木学会選奨土木遺産」だそうで説明板に、古来より「竹の下の渡し」のあったところで地元の人たちの積み立てと都の出資により昭和14年に完成とある。「雄大なブレースドリブアーチ橋で側径間は都内では珍しく魚腹トラスとなっている」そうだ。
10時前で平日のため駐車場の先客は二組だけ。若者二人連れは昨夜遅くに来たそうで朝のバーベキューを楽しんでいる。
もうひと組は熟年夫婦で、これから持参のカヤックで川を下るところ。二台で来て10km下流に一台を停めてきているとのことだった。
橋の手前におしゃれな家が建っていて時々男性がベランダに出て川面を眺めたりしている。
秋たけなわの秋川、静かで聞こえるのは流れの音だけ。空は高く澄み渡り椅子代わりの石も適度に温まって心地よい。
あり合わせを詰めてきたお弁当までいつもよりおいしく感じられる。
おしゃれな家と土木遺産の橋を描いた絵の出来は相変わらずイマイチだが満足して河原を後にした。