家のこと、いろいろ

私のライフハック。日々を少し便利に、効率よく、快適に。そして楽しく。

#7. インク詰まりをなんとかする(2)

2023-08-20 13:30:57 | パソコン
洗浄剤でヘッドクリーニングを行っても、全然良くならない。次なる手段は、ヘッド自体を洗うことです。

ヘッドは通常、印刷時以外はホームポジションで待機していて、インク交換のためにユニットを開けるとそこに戻っていることが分かります。電源をオフするとガチャガチャいってホームポジションにロックされます。
電源が落ちて静かになる前にすかさず電源プラグを抜くと、ロックされずにフリーになります。

そしてヘッドをぐいーと動かし、真ん中あたりに持ってきます。
(その写真を撮り忘れました)
四隅がネジでとまっているので、ドライバーで緩めます。ネジを隙間に落とさないよう注意して外します。先端が磁石になっているドライバーだといいです。
真上に持ち上げると、ヘッドが外れます。
外したヘッドです。つるつるの鏡のようですが、ここに無数の小さい穴があいているんですね。そりゃ詰まるだろう。

足場として厚紙(インクの空き箱)を敷き、ラップで液だれ防止の養生をした所に、キッチンペーパーにマジックリンを染み込ませたものを置き、その上にヘッドを下向きに乗せます。


色ごとに、スジ状に色がつきました。

途中で位置をずらしたので、3つのまとまりで色がついていますが、どの色もまんべんなくスジ状になっていると思います。
詰まりは取れたかな?と思いました。
ただ、どのくらいやればいいのか分かりません。


キッチンペーパーを何度か替え、色が出なくなったところで終わりにしました。
ヘッドを元に戻してネジを締め、電源を入れてヘッドクリーニングを行いました。
しかし、チェックパターンを印刷すると改善していませんでした。

黒がなんとか見えるくらいで、他の色はそれよりもうっすらです。

この方法もダメなのか。ここまでやってもだめならもう諦めようかな。
クリーニング後に少し時間をおくと直っている「こともある」そうなので、期待せずに明日まで置いておくことにします。

翌日チェックパターンを印刷してみても、同じでした。
できることは全て試したので残念ですが、色々調べて考えたのは楽しかったです。
やり方は分かったので、また涼しくなったら試してみることにして、しばらくはスキャナーとして使うことにします。

というわけで、「インク詰まりがどうにもならない」という結果でした。


#6. インク詰まりをなんとかする(1)

2023-08-19 18:41:22 | パソコン
廃インク吸収パッドのエラーを解除できたので、インク詰まりをなんとかしなければなりません。

ヘッドクリーニングはインクを大量に使うので、何とかならないか。ネットをゆらゆらとサーフィンしていると、洗浄カートリッジがあることが分かりました。
早速Amazonに行ってみます。

6本で1620円。
レビューを見ると、1度のクリーニングで直った、何度やっても直らない、余計ひどくなった。評価は様々です。
何度も言いますがダメ元です。ポチっ
翌日には届きました。

取り付けてみると、非純正のエラーも出ず、ちゃんと満タンです。


やや変な日本語の説明書通りに、ヘッドクリーニングを行います。
1セット行ったところで、残量はこのくらい。


しかし全く改善されず。時間をおいてもう1セットやってみると、残量はこのくらい。


なぜ減り方が同じじゃないんだろう。詰まり度合いの差?

純正のインクに交換して1度クリーニング。洗浄剤と入れ換えるためだと思います。しかしチェックパターンを印刷しても、改善が見られませんでした。

こんなに何度もクリーニングすると、先日替えたパッドはどうなっているんだろう。
という疑問が頭をよぎり、開けてみたい衝動に駆られますが、いやいや面倒くさいよ?と自分をたしなめます。

これだけやってもだめなのは、クリーニングじゃ落ちないくらいヘッドが詰まっているのだろう。それならヘッドそのものをクリーニングしてみては。
またネットを漁ります。
そして見つけたヘッドの外し方・クリーニングの仕方を参考に、ヘッド詰まりを直接お掃除することにします。

次回は、インク詰まりをなんとかする(2)です。




#5. 廃インク吸収パッドのエラーを解除する

2023-08-18 14:14:50 | パソコン
吸収パッドを交換したし、エラー解除をしよう。と決めたものの、少し迷っていました。

そもそもの発端の、インク詰まりが直っていないので、お金をかけて(といっても数百円)解除する必要があるのか。インク詰まりを直すのが先ではないか。
また、エラーには2段階あって、「もうすぐ限界です/限界に達しました」のうち今はまだ「もうすぐ」の段階です。限界までいってもいいのではないか。

しかし、またあれこれ調べていると、限界に達してしまうと電源のオンオフしかできなくなり、スキャナーさえ使えなくなるというのです。
今は夏休みだから、楽しく対応しているが、仕事が始まったら遊んでいる場合ではない。今しかできない。
という結論に至り、この段階で解除することにしました。
(買い替えろって話?)

Amazonで、「廃インクエラー解除ツール WIC Reset Utility」なるものを購入します。
ツール(ソフト)はパソコンでのみ動作します。
値段は800~1000円台まで色々です。レビューの最近の日付で星が多いもの、対応が早いものを選びました。
ポイントを使って800円でした。

購入するとメールで送られてくるようなので、少し待ちます。
2時間ほどでメールが来て、マニュアルとソフトのダウンロードURLと解除キー(文字の羅列)が送られてきました。
わざわざ電話もいただき、とても丁寧です。

まず、マニュアルをダウンロードし、一通り読みます。
一旦プリンターの電源を切り、プリンターとパソコンをUSBケーブルでつなぎます。また電源を入れ、プリンターのディスプレーに有線接続のマークが表示されるのを確認します。
無線でもできるそうですが、USBの方が安定しています。プリンターの電源を入れると、あの「もうすぐ」メッセージが出ました。

次に、ソフトをダウンロードし、マニュアルの通りに操作します。OSはWindows11で、問題なく動作しました。

マニュアルだと、有線接続しているプリンターだけがソフトの画面に表示されていますが、今回は無線の方も表示されていました。Wi-Fiルーターのすぐそばにパソコンもプリンターも置いてあり、もともと接続が安定しているので無線でもできるかもしれませんが、念のため有線で行いました。

ソフトは英語ですが、マニュアルがとても丁寧にできています。クリックする箇所が赤丸でマークされていたり、説明が書き加えられているので、その通りに操作すれば無事最後まで辿り着けます。
あまりにスイスイ進むので、画面ショットを取り忘れました。

これはマニュアルです、同じ表示になりました。

最後にプリンターを再起動します。電源をオフすると、いつもよりも長くガチャガチャいっていました。
静かになってからUSBケーブルを抜き、もう一度電源を入れると、あのメッセージがもう出ませんでした。
成功です。
ここまで10分もかかりませんでした。

廃インク吸収パッド問題が解決したところで、インク詰まり問題に戻ります。
もし回復できなくても、最悪はスキャナーとして使えればいいか、と割り切って挑むことにします。

次回は、インク詰まりをなんとかする です。

※エプソンの公式サイトに、カウンターリセットツールが無償配布されている、という情報を得ました。
これは100%を0%に戻すものではなく、10%だけ戻して(90%にして)急場をしのぐためのものだそうです。
この後の使い方によっては、これで足りるかもしれません。
しかし私の場合、この後もヘッドクリーニングでインクを大量消費するので向かなそうです。
更に、EP-803Aはその対象ではありませんでしたー






#4. 廃インク吸収パッドのエラー解除、の前に

2023-08-17 21:48:13 | パソコン
廃インク吸収パッドのエラーをリセットするのに、方法はないか。
散々調べました。
マイエプソンにも登録して何とか情報を得ようと試みたところ、新たな情報が。

廃インク吸収パッドは2か所あり、今回交換した普通紙の印刷とは別に、フチなし印刷用の吸収パッドがあるそうです。
フチなし印刷では、写真紙より大きく印刷し、はみ出る部分のインクを回収してパッドに吸収させているとのこと。

今回のエラーがどちらなのかは、実は分かりません。修理に出すと両方交換されて帰ってくるらしいのです。
でも今まで、写真はあまり印刷していないし、クリーニングをたくさんやった後のエラーなので、きっと普通紙用のはず。

また、修理対応が終わった機種でも、共通部品がある機種はパッド交換のみ受付けるとのこと。残念ながら、その機種ではありませんでした。どちらにしても、自分で交換してしまったので、交換依頼はできませんでした。

カウンターリセットのソフトがAmazonで売られているので、そちらで試すことにします。

念のため・・・保証期間も修理対応も終わってしまったので、ダメ元でやっていることです。あくまで自己責任です。

仕事が夏休みで時間があるのと、プリンターが必須の状況でないので、どこまでできるかやってみたい気持ち。お金をかけずに(買い替えずに)やってみたい気持ち。ほとんど趣味です。
こんなことをせずに、潔く買い替えるか、修理可能なら修理に出すのが賢いです。

次回こそ、カウンターのリセットです。


#3. 廃インク吸収パッドを交換する【作業】

2023-08-17 15:14:19 | パソコン
では、交換していきます。
所要時間は準備を除き、40分くらいでした。

①パッドが入っている部分(トレー)を取り出す

まず、電源プラグを本体から外します。


開くところ、動くところを養生テープでとめておきます。


この後、操作パネル面を下にして立てるのですが、私は排紙のフタがプラプラしたまま立ててしまい、バキッと取れてしまいました。



⇑このツメが折れました。写真はアロンアルファでつけたものです。

本体を180度回して後ろを向けます。
左下にネジが2つあるうちの、右のネジ(上に横長の穴がある方)を外します。


操作パネル面が下になるように、本体を立てると、黒い部分が見えます。


さっき外したネジの上の細い穴にマイナスドライバーをそっと差し込むと、黒いトレーが外れて手前に倒れてきます。

外したトレーです。手前、左下の穴がネジでとまっていて、となりの長いツメで引っ掛かっていました。

トレーを外すと、ホースがすぐに取れます。直前まで使用していると、インクが飛び出してきます。すぐにインクが出なくても、ホースを下にしているとじわじわ出てくるので、キッチンペーパーで包んでテープでとめておきます。



本体を立てたままだと危険なので、戻しておきます。
-----

②パッドを取り出す

外したトレーを上から見たところです。

黒い部分が吸収パッドで、インクをふんだんに吸っています。このパッドをすべて取り外します。
手でつまむとインクがじゅわっと出てくるので、ハサミをピンセット代わりにして取り出しました。
1か所、全くインクがついていない部分はそのままにしました。

真ん中の白い容器は、ホースがつながるガイドで、この部分にまずインクが流れ込み、周囲に広がっていくようです。容器から近い部分のパッドはびしゃびしゃで、遠い部分は乾いていました。
また使うので、外しておきます。水洗いすると、気分がいいです。
-----

③新しいパッドを取り付ける

コットンをトレーの形に合うように切り、詰めていきます。


私はふだん使わないので、このために買いました。100均で十分ということですが、近くにないので、セブンイレブンで買いました。大判72枚入りが半分以上余ったので、普通サイズでも40~50枚あれば足りると思います。

パッドは縦横色々な向きに入っていたので、なるべく同じになるように入れました。

白い容器は底がなく、向きや裏表に気をつけて取り付けます。

コットンを1~2枚入れた上から、この向きで、ツメ4つの下に取り付けます。ぴったりの大きさなので、上からは入りません。少しずらし気味にすると入ります。

この面が下になります。

こんな感じです。

-----

④トレーを取り付ける

本体を立てます。
トレーのネジがない方を下にして、下を先に入れ、斜めになった状態でホースを白い容器に取り付けます。

コットンが取れたり引っ掛かったりしていないかを確認しながら、そっとはめ込みます。
本体を戻し、ネジを締めます。立てたままだと、不安定で締めにくいと思います。
-----

以上で交換は終わりです。
私は1人で行いましたが、結構重いので、2人いれば支えてもらったりできると思います。

破壊してしまった排紙のフタもアロンアルファでしっかりくっつき、元通りになりました。


電源プラグをさし、電源オンすると、あのメッセージがまた出ました。

交換しただけではダメなのです。
本体の中にカウンターがあり、カウンターをリセットしないと満タン表示が消えません。

次回は、カウンターのリセットについてです。