高ROE銘柄であるカカクコムの21年3月期決算です。
コロナの直撃を受けて、ほぼ総崩れの様相でした。
特に食べログ関連は、軒並み3割前後の売上ダウンとなっています。
事業 |
2021 |
2020 |
増減率 |
価格.com 売上収益 うちショッピング うちサービス うち広告 |
23,496 10,100 9,063 4,333 |
23,960 9,328 10,046 4,585 |
-1.9% +8.3% -9.8% -5.5% |
食べログ 売上収益 うち飲食店販促 うちユーザー会員 うち広告 |
17,786 13,081 1,693 1,921 |
26,369 21,590 2,337 2,522 |
-32.5% -39.2% -27.5% -23.8%
|
新興メディア 売上収益 |
7,302 |
8,426 |
-13.3% |
ファイナンス 売上収益 |
2,494 |
2,223 |
+12.2% |
売上高は、99億円減少した一方で、営業費用は10億円減でした。
その結果、営業利益率は44.6→35.8%に悪化しています。
首都圏は、度重なる緊急事態宣言で飲食業が営業停止に陥っただけに、避けられない結果と言えます。
資産は、現預金が295→348億円に増加しました。
その他に、固定資産が242→237億円に減少しています。
負債は、今期も若干の有利子負債が計上されています。
リース負債が63→60億円と減少して、利益余剰金が435→470億円と増加しています。
営業キャッシュフローマージンは、落ちたとは言え39→34%と30%台はキープしています。
フリーキャッシュフローも150億円確保しています。
株価は3,000台前半でもみ合っています。
食べログの復活は先になりそうですが、そろそろ見極め時かもしれません。
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