サロ113というと関東の人間としてはスカ色に塗られて総武・横須賀快速線を走っていた姿を見ている。 1973年製造開始、当初は成田空港への乗客を見込んでちょっと豪華に作った、ぜいたくな車両。 空気バネ台車を履いていたし、サロ110に比べ、4人減の定員48名でシートピッチを広げ急行グリーン車並みの設備がすごかった。
ただ、成田は開港も遅れ、持て余し気味に。
夏の増発急行に使われたのち、早くも横須賀線に転属して冷房車率を上げるために使われる。
こちらでも座席の少なさで嫌われたか、製造後数年しかたっていないのに関西転属。
普通電車に組み込まれていたサロ112を置き換える。 この時湘南色に。
遠くは宇野線迄足を延ばしていた。
80年になったら関西の普通電車からグリーン車廃止。
関西は私鉄が強いです、高性能で速さを競ってます。
グリーン車需要もなかったか?
で、結局関東に再転属。
また横須賀色になるのだけれど、湘南色のまま編成に組込まれるもの多数。
しかも所属が大タツ、大ミハとかそのまま。
そんな編成を模型で作りたくて購入。
TOMIX のプラ、11両編成を組むも途中にブラス車両を入れると質感が違いすぎる。
2,3回運転して嫌になった。
以降、実物同様うちでも持て余し気味。
オークションや中古模型屋で売り払おうにも人気車両というわけでもないから値段も付かない。
反省材料として死蔵が続く羽目になり今に至る。