晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

北斎の娘 お栄「葛飾応為」を追っかける

2016年12月26日 | 
雲仙『富貴屋』の温泉チケットを半額で購入していたので、昨日は雲仙の矢岳に登りました。春先にそよ風さんに誘われて皆さんと同行した山です。同じコースで巡りましたが、ショウジョウバカマさんがもうしっかり準備中でした!

年末というのに本を読んでいるお気楽主婦bambooです。雨が降ったから・・・は言い訳に過ぎない。
葛飾北斎の娘で父の右腕として絵筆をふるっていたのはお栄。
女絵師で葛飾応為を描いた小説では朝井まかてさんの「眩」、花形みつるさんの「しばしとどめん北斎羽衣」、杉浦日向子さんの「百日紅」、それを映画化した「百日紅~Miss HOKUSAI~」で追いかけました。
今年最後を飾ったのは朝井まかてさんの「眩」でした。年月を経るに従い、彼女の生き様は徐々に絵の中に溶け込んで、60歳を超えた応為は「吉原格子先之図」である境地に達します。本のカバーがこの絵となっています。芸術家・応為の誕生を活写するクライマックスは圧巻の一言です。
どんどん気持ちが膨らんで、次は田中裕子で応為を演じた新藤兼人監督の「北斎漫画」を観たいと切に思っています。

この記事を書いている間にチャイムが鳴りおそるべきお歳暮がついに届きました。嬉しいけれど・・・ふ~っと大きなため息をつくbambooです。
明日お礼の品物を見繕わねば・・・。


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