晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

くんちにちなんで、七つ星もくんち料理です

2011年10月07日 | 七つ星
金木犀も散り風が冷たく感じられ始めると、長崎はおくんちの季節です。
全国的には精霊流しと蛇踊りが有名ですが、長崎に越して来て初めてのおくんちで”コッコデショ”を見た時の感動は今も忘れられません。男たちが唄うこっこでしょーの壮麗なハーモニーに乗って太鼓山がやってきます。

 ♪~あーとにせ さーきにせ いや まーわせ いや こっこでしょ こっこでしょ 
いや しゃんと さいたよな よーやーせ~♪


太鼓山に乗っている子供の4人のお囃子は落ちんばかりに身体をそらし太鼓を叩きます。重さは1トン余りー。その太鼓山を40人の若者が担ぎ、前へ進み、後ろへ下がり、右に回り、左に回るのです。そして、歌い続けて気合いが乗ってくると、4列の若者が機敏に2列ずつ向き合う。それから一斉に沈み込むと一気に太鼓山を上に突き上げる。手を離れて宙に浮いた太鼓山を、担ぎ手達は拍手をし、右片手で受け止めるのです。それがびしっと決まった瞬間、何故か涙ぐんでしまいます。
とてもとても男気が光るこっこでしょに、シビレるのは私だけではありません。
勇壮なコッコデショを味わいたい方はこちらをクリックして下さい。

結婚した当時、アチさんの仕事もくんち休みなるものがあったり、小学校も休みで家族で町へ繰り出したものでした。現在は世の中が世知辛くなっていき、年々休みが減り、しまいにはなくなってしまっていました。私は生粋の長崎っ子ではないので、近所の人の話によると、朝から着物を着せてもらい”お下り”を見物に行ったりで年中行事となっていたようです。今でも、笛や太鼓のしゃぎりの音が流れるとぞくぞくして来ると云ってます。

というわけで、今日の七つ星もくんち料理を取り入れてみました!





長崎の庶民の間で食べ継がれてきた「くんち料理」とは、「小豆ご飯」、「どじょう汁」、「煮しめ」、「ざくろなます」、そして「甘酒」だったそうです。「くんち料理」の「小豆ご飯」は、おこわではなく、普通のごはんに小豆を入れて炊いたもの。「煮しめ」の材料は、さといも、れんこん、ごぼう、にんじん、こんにゃく、干ししいたけなど。煮しめに用いるさといもは、長崎地元の「赤さといも」。「ざくろなます」はだいこんのなますに、ざくろの実を混ぜたものです。長崎では、ざくろがくんち前になると出回るのです。なますが華やかになりました。






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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おくんち (jelly)
2011-10-08 10:51:00
これまた行って観た事ありません。
丁度良い季節というか心地良い季節にあるから
余計に行きたくなりますね。

ただ、人ごみがとっても苦手。
パニックになるのが怖くて行きたくても行けないジレンマだね。

お祭り弁当、おくんち弁当だね。
ざくろを酢の物に使うってのは珍しく、華やかです!
どじょう汁ってのも食した事ないよ。
こういう伝統的なお料理は伝えて行かなくっちゃね^^

熊本にもstayして下さいな。
クーさんちにも一緒に行きたいよん。
明日日曜は博多で友達と会って遊び?ます。
一人で新幹線に乗るのも初体験。(ドキドキ)
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電話、ありがとう! (bamboo)
2011-10-11 21:15:40
久しぶりのjellyさんとの長電話、楽しかったわよ~ん
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