サンダースン映画祭は新人監督を発掘する登竜門ですが、今後見守っていきたい女性監督呉美の素晴らしい作品でした。調べると、彼女はあの『ハルモニ』の監督でした。『ハルモニ』は2003年「東京国際ファンタスティック映画祭/デジタルショート600秒」最優秀賞を獲得しています。
バツ一で連れ子を抱えて再婚した母親役には、お笑い芸人・友近。
テレビのコントなどで演技力がある人だなと思っていましたが、陽気な力強い母を見事に演じきっていて拍手を送りたくなりました。主人公の次雄を演じた森田直幸君も、反抗期の少年の揺れ動く心情を上手く演じていたと思えます。特にラストシーンでの表情がグー。ダスティ・ホフマンがバスで笑った『卒業』のラストシーンに似てるかも・・。(pole-poleは、『卒業』の恋人でなくベンジャミン(ホフマン)が好きで、学生時代私が知っているだけでも何と映画館に5回は足を運んだ)父親役のユースケ・サンタマリアは彼ならではの父親を演じていました。飄々とした父親は強くて頑固一徹な古来の父親ではなく、優しい弱さを持った男性でした。手遅れとなった病名を知った彼は、自分がホモだと偽って家を離れる。再婚した妻が、以前夫に先立たれていて彼女を思いやっての嘘だった。
その気持ちは痛いほど分かるのだ。私もかつてcancerに罹患した時、家族の前から姿を消そうと何度も考えたから・・・。悪態を並べ立てて別れようとか、できないくせにあれこれ思いを巡らした。
息子の次雄は、父親がホモだったという事実に傷つくがやがて真実を知る。
友近演じる母親はすべてお見通しだったのだ。
私自身が持ち合わせていないこの強さにたまらなく惹かれるのです。
伏線で描かれている次雄の淡い初恋の展開が爽やか。
『ウール100パーセント』も独創的でファンタスティックな映画だったのだけれど、イマイチだったのは・・・腰を据えて観なかったからかなぁ~?
バツ一で連れ子を抱えて再婚した母親役には、お笑い芸人・友近。
テレビのコントなどで演技力がある人だなと思っていましたが、陽気な力強い母を見事に演じきっていて拍手を送りたくなりました。主人公の次雄を演じた森田直幸君も、反抗期の少年の揺れ動く心情を上手く演じていたと思えます。特にラストシーンでの表情がグー。ダスティ・ホフマンがバスで笑った『卒業』のラストシーンに似てるかも・・。(pole-poleは、『卒業』の恋人でなくベンジャミン(ホフマン)が好きで、学生時代私が知っているだけでも何と映画館に5回は足を運んだ)父親役のユースケ・サンタマリアは彼ならではの父親を演じていました。飄々とした父親は強くて頑固一徹な古来の父親ではなく、優しい弱さを持った男性でした。手遅れとなった病名を知った彼は、自分がホモだと偽って家を離れる。再婚した妻が、以前夫に先立たれていて彼女を思いやっての嘘だった。
その気持ちは痛いほど分かるのだ。私もかつてcancerに罹患した時、家族の前から姿を消そうと何度も考えたから・・・。悪態を並べ立てて別れようとか、できないくせにあれこれ思いを巡らした。
息子の次雄は、父親がホモだったという事実に傷つくがやがて真実を知る。
友近演じる母親はすべてお見通しだったのだ。
私自身が持ち合わせていないこの強さにたまらなく惹かれるのです。
伏線で描かれている次雄の淡い初恋の展開が爽やか。
『ウール100パーセント』も独創的でファンタスティックな映画だったのだけれど、イマイチだったのは・・・腰を据えて観なかったからかなぁ~?
先月3泊4日の短期間で北海道へ家族3人で旅行。2年半ぶりに苦手な飛行機に乗りました。新千歳空港着陸の時、広い飛行場に黄色い物が点々と無数に散らばっているのが機内から見え、なんだろう??と思っていたら、たんぽぽの可愛いお出迎えでした。
bammbooさんの足取りの軽そうな山ざるき、宝物の様な植物の写真、見るのが楽しみですよ。涼やかな山の空気が画面から流れてくるようです。
実は私もそうです。この期に及んでと思いますが、少しづつ慣れてきました。関東に住む息子たちに会うためには乗るっきゃないもの。
身体の具合は如何ですか?気になっていましたが、北海道旅行ができるんだったら大丈夫ですね。北海道はまだ行けてない憧れの地