
金泉寺へ登る石段には椿がこぼれ落ちていました
暖冬を察してか、平日なのにマンサクを観に来る人の多かったこと! 咲く頃は雪が残る年もあるのに、春泥がわずかに感じられるだけ。登山靴が汚れないのは楽だけど寂しさもありますね。
歌壇にマンサクを詠んだ1首が選ばれていました。
日の愛撫怺(こら)えきれずにまんさくはるるほぐれゆく五指解くやうに(北野みや子)
私は錦糸卵やリボンとかに詠んだ記憶があるけれど『五指を解く』と喩えられていて本当にそうだと思えました。寒風にふるえているような風情があります。