145.春から新入学の生徒さんへ(1)
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所
卒業(園)・入学のシーズンを迎え、生徒さん方も卒業式の練習や入学の準備などで、少々日常とは異なる日々に戸惑いを感じていることもあるかと思います。
今日は「卒業式の練習」について:
1)卒業式の練習は、運動会や学習発表会と同様、その期間は緊張が高くなりがちですから、帰宅したらご家庭ではゆったりとリラックスさせてあげましょう。
2)学校との連絡帳でその日の様子がご家庭でも日々把握できるようでしたら、よくできたことは褒め、うまくできなかったことはできる範囲で練習したり、励ましたりしてあげましょう。
・名前を読ばれたら返事をする
・決められた言葉を言う
・証書の受け取り方・・・
あくまでも楽しく、練習に付き合ってあげましょう。少しうまくできなくても、「がんばったね。それでいいんだよ!」「上手にできたじゃない!」と励ましてあげましょう。
お家で少しでもバックアップしてあげれば、お子さんは少し安心して取り組もうという気持ちになるでしょう。私達がかつて、予習・復習をきちんとして授業にのぞんだときの気持ちと同じです。充分に用意できていないときは、授業中ドキドキしてしまいますよね。
3)学校の先生にご家庭での様子をお伝えすることも、大切です。
・ほめたこと
・お子さんからの報告=こんなふうに言っていました
・ここを練習しました
・親御さんから見られた基準=まずはこのくらいできればよいと思います
たとえば、「返事の声は小さいのですが、まずは返事ができたことを評価してあげたいと思います」など。
学校とご家庭とが連携して、慣れないことにもお子さんが安心して取り組める環境を作っていってあげましょう。
4)「だいじょうぶだよ!」:お子さんには、「いってらっしゃい!」や「気をつけてね!」と同じくらいの頻度で、「だいじょうぶだよ!」という言葉を頻度たかく、毎日ことに触れかけてあげましょう。
5)親御さん自身が安心して、お子さんを見ていてあげることも大切です。
「だいじょうぶですよ!」
造形リトミック教育研究所
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