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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

522.予定変更

522.予定変更
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 きょう一人の生徒さんに、当日の朝になって授業のお時間の変更をFAXで打診しました。朝の7時半、
「急なご連絡ですが、いつもの夕方の授業をご都合よろしければ、午前10時~でいかがでしょうか?」

 10時からの授業のためには、その生徒さんは8時半には家を出なくてはなりません。この連絡が入ってから、1時間後には出発ということになります。
 
 ・午前の方が、その日はゆったりとお時間が取れる。
 ・頭の冴えている午前中によりしっかりと学習に取り組ませたい。
 ・いつもの8時終了の授業枠ではわざわざ親御さんがお迎えに来られるが、午前枠ならば一人で帰宅。遠方よりのお迎えの手間が省ける。
 
 こちらにはこれら諸々の理由があって時間変更を提案したのですが、お返事の連絡が来ないので少々心配しておりました。

 この生徒さん、もうだいぶ以前から学習態勢もしっかりと取れ、コミュニケーションもスムーズなので、あまり考えずに急な時間変更を試みたのですが、変更をOKするか、しないかで、ご家庭で親御さんと意見が合わなかったりしているのではないか、と不穏な状況が頭をよぎりました。

 FAXから30分後の8時に「ご無理でしたら、いつもどおりで結構なんですよ」とお電話してみたところ、親御さんが出られて変更OKとのことでした。

 ご家庭で話し合いがついていたのだと、ひと安心しました。

 生徒さんの中には、急な予定の変更に臨機応変に対応しにくいケースが多々ありますが、
この生徒さん、予定変更を受け入れてスムーズに対応することができました。

 約束の10時の五分前に「急な変更だったから・・・」と言いながら教室に入ってきました。初めのうちは少々眠そうな様子もありましたが、さすがに午前中、かなりの集中力で5題の長文読解問題(問題集10ページ)と和歌の宿題に取り組んで、2時間をがんばっていかれました。

 こちらとしては来週からのお盆休み前に、読解問題の対策に目途をつけておきたかったのです。これで、1日2題ずつの長文読解に休み中も家で取り組むことができます。受験生、この夏が大切なのです。

 この2時間の学習時間を生かせたことによって、これからの夏休みの時間も生かせるのです。

 可能なときには計画をそのまま進めますが、難しいときには状況を丁寧に説明して変更を理解させる、そんな積み重ねが臨機応変な対応を身に付けさせていったようです。


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造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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