発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

1879.~作業を通して~

1879.~作業を通して~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 


◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『なんのため?』(4月24日)
・・・今までは単にシールを貼るのが楽しかったCちゃん(小1)ですが、
   何のためにシールを貼るのか、何の学習をしているのか気づいたようです・・・。


1対1対応の学習をしていたあるとき、講師の促しで、
1つのマスにはシールを1つ貼る、ということに初めて気づいたそうです。

その時のCちゃんの表情、「口に両手を当てて目を丸くして驚いて」と、なんともかわいらしいですね。

でもこの出来事、講師にとっては指導法を学ぶ好例ですね。

「1つのマスに1つずつシールを貼りましょう」と言葉で指示しても、子どもはどの程度理解できているかは、分かりません。
例示したとしても、その例示からどんな情報を得ているかも一律ではありません。

「あっ、シールだ」「シールがいっぱい」「シールがならんでる」、・・・これだけの認識では、1対1対応になりません。

課題である「1対1対応」、それは言葉だけでなく作業を通して獲得していきます。
作業の中で、
「OK」と「not OK」のサインを講師から得ながら、「あっ、こういうことなのね」と理解へとたどり着きます。
このプロセスが、Cちゃんは楽しく行えているようですね。

他の課題についても、同様です。

安心して学習できる環境であれば、子どもは「OK」と「not OK」のサインを受け入れることができます。
そのためにも、講師と生徒さんの良い関係づくりは大切です。
その上で私たち講師は、さらに理解を効果的に促すためにはどのような提示の仕方が良いか工夫していきましょう。




造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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