発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

4321.~言葉のニュアンスを~

4321.~言葉のニュアンスを~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「素晴らしかった、花丸!」(2月20日)

おはようございます。 越谷教室の田中です。

小6のNさんは昨夏ごろから、『歌唱言語法』の中からお気に入りの歌を元気よく歌っています。

歌った後に、学習計画表に「歌が素晴らしかった」と書いてほしいとの希望があり、花丸とともに書いていました。

「素晴らしい」以外の言葉は訂正をご希望。

当初はずっと「素晴らしい」だけを書き続けていました。

でも、「素晴らしい」以外にもたくさんの誉め言葉を使えるようになって欲しいと思い、

「大きな声で」「きれいな声で」等と声掛けも続けていきました。

ある時に、

「素晴らしかったね」と言いながら「上手だった」と書いてみました。

案の定、訂正希望が出ました。が、

「Nさんの歌は素晴らしいだけでなく、他にもたくさん良いところがありますよ」と伝えたところ、納得してくれました。

今では講師がどんな誉め言葉を書くかを楽しみにしてくれているし、時折Nさんから、

「素晴らしい」以外の希望も出るようになりました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

褒め言葉の要求、これも意欲の表れですね。Nさんにとっては、「素晴らしい」が最高ランクなのですね。しかし、講師の働きかけと相まって、その頑なな思いからの少しずつの脱却。言葉のニュアンスが伝わるに伴って、心の襞も少しずつ細やかになっていかれることでしょう。

 

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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