発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

441.登園時の母子分離

441.登園時の母子分離
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 やはりこの時期、母子分離のお問い合わせが多くあります。

 まず3歳児は、まだまだ母子の関係が強い年齢ですから、母子分離不安があって当然です。しかし中には、その年齢で難なく母子分離できているお子さんもいるので、そうでないわが子を見ると不安になられることはあるでしょう。

 しかし、器質的なものや環境による個人差だと思って、親御さんがあまり深刻にならないことが大切です。

 もう少し年齢が高かったり、小学生、中学生となると、親御さんは個人差とばかりは言っていられない気持ちになられるでしょうが、基本的な対処の方法には共通のものがあります。

・「あしたは一人で行くのよ」とか「泣かないで行くのよ」などと、脅さないことです。

・お迎えの時間には必ず、遅れないで行きましょう。時間通り必ず来てくれる、いるべきところにいつも必ずいてくれる、という事実をたくさん積んでいくことで、お子さんに安心感が育ちます。

・先生やお友達が好きになるように、楽しい話題で通園先のことを思いださせてあげましょう。悪口は、けません。先生やお友達に会えることが楽しみになるように仕向けてあげましょう。

・家では、お子さんが望むままに親御さんにべったり甘えさせてあげましょう。甘えさせるから、母子分離がうまくいかなくなる、なんていうことは決してありません。

・叱ることなく、お子さんには楽しく満足がいくように対応してあげましょう。気持ちが安定していると、外に楽しみを見つけたり、お友だちに関心を持ったり、というように気持ちはどんどん外へ外へと広がっていきます。

 明日からの土・日は、母子分離のことは忘れて、どうぞ親御さんもゆったりとお過ごし下さい。体が休まり、気持ちが満たされていることは、母子分離にとってもよい状況を生みます。

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造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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