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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

440.自信は安定とゆとりへ

440.自信は安定とゆとりへ
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所


 今日は津田沼教室のセミナーに行きました。
 「4月になって、特に張り切っている生徒さんが2人います。○○くんと□□くんです」という報告が講師からありました。

そのうちの一人○○くんは、教室で学習を始めてちょうど一年になる生徒さんです。学習態勢が少し取りにくかったり、ひとつのものに固執したりという傾向が見られた生徒さんですが、この一年で学習する楽しさや、自分ができることの喜びを味わったのでしょう。だから、新しいものに大いに期待し、ワクワクするような感情が育ったのでしょう。

 環境が変わって不安になりがちな春に、心浮き立つなんて素晴らしいですね。生活者として、また学習者としての、自立した心を感じます。できる、という事がもたらす力は大きいものですね。

 この生徒さんが時折示す固執性も、何かに迫られたような固執性ではなく、
何かができてうれしくて仕方がないというような積極的な意味を見出せるような固執ですね。固執にも見極めが求められます。後者の固執性だったら、その時熱中するものに大いに付き合ってあげたらよいでしょう。ますます、子どもを自立的にさせていきます。

 もう一人の□□くんは、ある日の授業で自分の家で飼っている犬をリアルに描けた後から変わってきたのです。授業でパソコン入力を始めたことも、彼を自立的に、また積極的に変えた契機のひとつです。

 この2人の生徒さんから感じられるのは、自信や楽しみは、気持ちを安定させ、ゆとりをもたらす、ということです。さらにゆとりは、新しいものを受け入れ吸収する力へと発展します。

 変化の大きい新学期も、このように楽しめる対象となっていくと素晴らしいですね。



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造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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