4278.~読む力~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「読み書き、目を見張る成長が」(1月2日)
新年おめでとうございます。西国分寺教室の小川です。
小学1年生のAさん、とても明るく、少しシャイな生徒です。
親御様からのご要望である「ひらがな学習(特に読み)」に取り組み、数カ月が経過しました。
当初は曲に合わせて描画学習を行うリズム造形に取り組みましたが、
Aさんは図形も文字も上手に書くことができ、あっという間に書字の課題はクリアしました。
最近では音韻処理の課題である、ひらがなの読みを習得することに重点的に取り組んでいます。
この点でも成長がみられ、当初の歌唱言語法による一文字読みの学習から、
現在は言葉カードによる単語読みへと進みました。
「カルタ遊びするよ」と声をかけ、「うさぎはどれ?」などと質問すると、
Aさんは少し考えながらも、しっかりと正しいカードを取り出すことができるようになりました。
「さ行」と「は行」に少しだけ課題が残りますが、この数カ月での成長には目を見張るものがあります。
学校でも担任の先生からひらがなの読みが上達したことをほめられたそうです。
これからもAさんの成長がとても楽しみです。
今後もあせらず、少しずつ進んでいけるようフォローしていきたいと思っています。
◇ワンポイント・メッセージ
Aさん、学校の先生にも褒めていただけたのですね。どんなにか、嬉しかったことでしょう。ますます、学習への意欲が湧いてくることでしょう。療育は、課題の所在を適切に把握して、生徒さんにとって無理のない方法で、穏やかに進めること。Aさんは、その成功例ですね。一音読みから、単語読みへ、そして文読みへ。Aさんの歩み、ほんとうに楽しみですね。