3937.~説明次第で、納得!~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「分数の足し算、折り紙で」(12月1日)
おはようございます。所沢教室の増原です。
通分の学習をスタートしたHちゃん。
最初は説明を聞く前に、
「1/2+1/3=2/5だね!」と、分子、分母をそれぞれ足し算してしまいました。
“1を2つにわけた1つ分と1を3つにわけた1つ分は大きさが違うこと、
大きさが違うとそのままでは足し算できないので、分母を同じ数に揃えてから計算すること” を説明して、
先程の計算の答えを確かめることにしました。
2枚の折り紙をそれぞれ1/2、1/3に切って、別の1枚は2/5分を赤で塗ります。
「切った紙をのせると2/5になったかな?」、
「あれー?多くなってる…まちがえた……」、
「じゃあ今度は一緒に通分してから計算してみよう。分母を同じ数にして分子だけ足し算すればいいね」。
その後、再び折り紙を使って答えが合っていることを確認しました。
以前は間違えると自信を無くして手が止まってしまいがちでしたが、
最近は講師の言葉を受け入れ、すぐに気持ちを切り替えられるようになりました。
◇ワンポイント・メッセージ
Hちゃん、通分を楽しく学習できましたね。間違えても、理解できる説明が簡潔に行われれば、子どもは納得します。子どもがイライラしてしまうのは、言葉だけの理解できない説明と納得のいかない答です。Hちゃん、これからは分数の足し算となるとこの“折り紙のできごと”が頭に浮かぶのではないでしょうか。そして、“そのまま足したらダメなんだ”と思い出すのではないでしょうか。