4528.~言葉の反復、それもメッセージ!~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「ドラえもんは、たぬきじゃない?」(10月20日)
おはようございます。津田沼教室の有藤です。
お喋りでとても明るいJくん。
必ず、今お気に入りの話があります。
教室に入ってくるなり、その話を始めます。
今回は、『ドラえもんは、たぬきじゃない?』が気に入ってる様子です。
講師は、『たぬきではありません。猫型ロボットです』と短くはっきりと答えます。
次の週も同じ話をして尋ねます。
そして、次のお気に入りの話に変わっていきます。
Jくんの中で何かが満たされたのでしょう。
心が満たされると落ちつきます。
その繰り返しで、Jくんが落ちついて授業を受ける時間を延ばしていければ良いと思っています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
質問や陳述など、同じ文言の繰り返しが多く見られるのは、発達障害を有する生徒さんの特徴のひとつです。繰り返しているそのことに本当に関心がある、納得できるまで話題にしたい、聞きたい、という場合もあれば、それとはまったく脈絡のない不安や苛立ちなどの気持ちの揺れで、いつも決まった無関係の言葉が口をついで出る、という場合もあります。Jくんは、前者のようです。繰り返しの期間が短いですね。反復の言葉が次、次…と変わっていくようでしたら、日付を添えてそれらを記録しておくと良いですね。Jくんの思考や思いを知るヒントとなる可能性があります。