3480.~窮することなく~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。
~今日のElephasブログ:「あいこ」(6月5日)
おはようございます。拝島教室の嶋村です。
Qくんは、小学2年生の、元気な男の子です。
計算が得意。漢字が得意。
がんばった授業の終わりに、少しだけ、「じゃんけんゲーム」をして、お別れするようにしました。
「先生が先に、出すから、Qくんは〈後だし〉で必ず先生に勝つようにしてね」
つまり、講師がグーを出すのを見てから、パーを出して、というルール。
するとQくんは
「あいこにしよう。あいこだったら、僕も勝ち。先生も勝ち」
と言って、ニコニコしながら講師と同じ手を出しました。
「僕も勝ち。先生も勝ち」
〈Win‐Win〉も悪くないけど、
〈あいこ〉って、いい響きだなあ。
Qくんに気づかせてもらえました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Qくんは、計算が得意で漢字が得意とのこと。課題は、音読や言葉の理解。苦手意識が勝ると、学習態勢が崩れてやんちゃ性を発揮してしまうことも。でも、Qくんには講師に対するこんなにやさしい気持ちがあるのですね。「僕も勝ち。先生も勝ち」、とは何とも平和主義。みんなが“いい”ことが、Qくんの求めるところですね。だから、難しい問題で自分が困ってしまうのもイヤなのですね。講師はそこのところをようく理解してあげて、Qくんが窮することなく学習を進めてあげること、ここが私たち講師の役割ですね。