84.もうじきクリスマス(5)
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
造形リトミック教育研究所
*楽しいからのパートナー
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*ちょっと簡単からのパートナー
おはようございます。
ほんとうに、もうすぐクリスマスですね! 街はクリスマスの装いでいっぱいです。大きな街路樹にもイルミネーションの火が灯りました。電飾で彩られたおなじみのサンタクロースやトナカイも姿を現しました。
この時季は、お菓子のパッケージや包装もクリスマスのデザインに変わります。折込の広告にも、クリスマスのイラストがいっぱいです。デパートの広告はもちろん、スーパーも電気屋さんも靴屋さんもレストランも、クリスマスムードでいっぱいです。「商業ベース」と批判する前に、今のこんな時季をお子さんと楽しんでみましょう。
今日は、コレクションへの導入のお話です。コレクションというと、切手、コイン、お菓子のおまけ、シール、貝、リボン、カード、などがオーソドックスでしょうか。でも、集めるのは、何を集めてもコレクションには変わりありません。コレクションはりっぱな趣味です。やりようによっては、生きがいにもなります。
「こんなもの集めたって」と思われるようなものでもたくさん集めて整理すれば、自慢のコレクションとなり得ます。形になれば、自分も眺めていてご満悦でありましょうし、他の誰かに見せることもできて張り合いができます。
今、特に集めたいものが何もないのであれば、クリスマス関係の絵や写真を集めてみたらどうでしょう。
・お菓子のパッケージのイラストを切り取る。
・広告に載っているクリスマスのイラストを切り取る。
・広告のクリスマス関係の品物の写真を切り取る。
・街のクリスマスのようすを写真に撮ってきて、プリントする。
切り取ったら、画用紙など、同じ大きさの台紙に分類してはりましょう。後からファイルできるように、上部、または左右どちらかには、余白を残しておきましょう。
貼り方は、お子さんの発達段階に合わせて、どんな貼り方でも構いません。台紙に日付を書いて、その日集めた分ずつ貼っていってもいいでしょう。または、何日か集めて、種類ごとに貼っていってもいいでしょう。サンタやトナカイでも、いろんな形や様相のものがあることを楽しめるでしょう。
切る・貼るという作業もお子さんのできる範囲で、無理なく行わせましょう。広告にたくさん並んでいる品物をテープ状に切っておくと、チョキンと一度切りさせることができます。これなら、やれるお子さんも多いでしょう。場合によっては、お子さんとお話しながらお母さんが切ったり貼ったりするのを見せるだけでも良いのです。
のりづけを手伝わせたり、貼ったものを押さえるようにとんとんとたたかせても良いでしょう。「サンタさんをあつめて」「トナカイをあつめて」「お星さまをあつめて」「ケーキをあつめて」・・・と同じものをあつめさせることもできます。
もしお子さんが、クリスマスと関係のないものを集め始めたら、それはそれでよいのです。お子さんが何を集めようとしているのか興味をもってみてみましょう。お子さんの好きなものを把握できれば、お母さんにとっても大きな収穫です。「うーん、おもしろい!」と言って、それをコレクションとして形になるよう手助けしてあげましょう。
親御さんとのこんな楽しい作業がコレクションへの手ほどきになるかもしれません。たとえ、これっきりのこととなってしまってもそれはそれでまたよいのです。できたものは、どこかにとっておきましょう。いつか、なつかしく眺める日がくるかもしれません。
いずれにしても、お母さんと楽しく過ごした時間はクリスマスの思い出と共に、心に何かほっとするものを灯してくれることでしょう。
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