発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

造形リトミック:絵画展の季節

※造形リトミック研究所:教室ブログはサーバー移転のためお休みです。従いまして今週は、この欄に教室ブログを載せさせていただきます。各教室の講師によるタイムリーな報告をお楽しみ下さい。

 おはようございます。造形リトミック・相模原教室講師の水村です。

 毎年参加している絵画展の季節になりました。Mちゃんは、現在4年生。1・2年生のときは見事入選したもの、3年生のときは残念ながら、入選は成りませんでした。期待していただけに、「もう絵なんか描かない」と大変落ち込んでしまいました。

 それが今や心機一転、今年もとても意欲的に取り組んでいます。Mちゃんをその気にさせたのは、頑張ればご両親からごほうびがもらえるかも、という期待もあってかもしれません。

 でも、喜んだりがっかりしながらも、いろんな気持ちや状況を経験して、またそれを乗り越えて、そのプロセスがきっと成長の糧となってくれることと思います。

 さらに、絵画制作自体が自分の気持ちや思いの表現であり、夢中になって打ち込める対象であり、またテーマから何かを感じ学ぶことによって、生きる上での力を育めればと思います。

 幼児期や児童期に絵画を学ぶことで、だれもが美術家になるわけではありません。この時期の絵画教育は、一握りの専門家を育成するためのものではなく、教育を受ける一人ひとりに不思議さや面白さ、美しさや豊かさを感じる力を養うものです。その力は、どの分野で生きる上でも共通に求められるものです。

 一人ひとりが楽しく描くことを通して、「見る力」と「描く力」を育てる。認知絵画教育を科学的に分析し、方法論化したのが造形リトミックです。

 「上手に描きなさい」「きれいに描きなさい」ということが先行することなく、本当に子どもの心が動き、興味を持ってテーマに触れ、感じ、驚き、表現の喜びへと繋がるよう、私たち講師も気持ちを子どもと同じくして制作に取り組んでいます。

 でもMちゃん、努力したことのごほうび、何かあるといいね・・・。

 
造形リトミック教育研究所
>>ホームページ http://www.zoukei-rythmique.jp/
>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp

なかのひと
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