発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

4088.~集中~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「隠れている可能性を」(5月20日)

おはようございます。所沢教室の佐藤です。

工作が得意なFくんが、ある時、

「立体が作ってみたい」と話していたので、サイコロを作ってみることにしました。

展開図は11種類ありますが、まずは取りつきやすいと感じたT字型から作ってみようと思い、準備した見本を見せると、

「もっと大きいのが作りたい、できるよ」とFくんが言います。

画用紙を渡すと、定規で一辺12センチの正方形を描いていきます。

のりしろは後付けにして・・・と心配しつつ、講師は予定どおりに展開図から作っていきました。

別々のやり方で作っていることに気づいたFくんは、

「競争しようよ、どちらが早く作れるか!」と挑戦してきました。

そして、熱中するあまり思わず椅子から立ち上がって測ったり、

「考えろ!考えろ!」と自分に言い聞かせたり。

普段は、

「算数って考えるのが面倒だから嫌いなんだよね」と言っていたFくんの、その様な一生懸命な姿を見たのは初めてした。

結果、その時は展開図からの方が早くできたのですが、Fくんは大きなサイコロに満足した様子でニコニコしながら転がしていました。

講師は、Fくんが見せてくれた集中力と努力を思い出して感心し、隠れている可能性を見た思いがしていました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「考えろ!考えろ!と自分に言い聞かせたり」、良いですね、すばらしいですね。興味のあること、好きなことに取り組む時、集中力も思考力も探求力も養われます。まさに、このFくんはその例です。どのお子さんにも、そんな時間を大切にしてあげたいものですね。

 

発達支援教室Elephas(エレファース) 

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