94.部屋の片付け(5)
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
造形リトミック教育研究所
*楽しいからのパートナー
*新しく知るからのパートナー
*ちょっと簡単からのパートナー
今日は「部屋の片付け」のまとめです。「片付け」を通して獲得できる事がらを学習の観点から、また情緒的発達と安定の観点から分析的に見直してきました。
部屋の片づけが、無理なく3日間くらいで終わればというペースで進めてきましたが、仕上がりの程は、個々それぞれで構いません。もし今回はうまくいかなかったのなら、それはそれで、また別の機会になさればよいのです。大切なのは、ひとつの型に当てはめようとムリをしないことです。また、それによるストレスをためることがないように、ということです。
机に向かうことだけが学習ではありません。学習したことは、どんどん生活に生かしていきましょう。学習と生活の双方からの相乗効果により、学習効果はいっそう確実なものとなるでしょう。昨日のお話のように、知的に理解し、感覚的に把握し、作業的に運動を通して経験する。知得・感得・体得、本当に役立つ学習を目指していきましょう。
生活をそんな目で眺めなおしてみると学習の要素は、そこら中にあります。可能なときに、ちょっと意識して、生活のひとつひとつの事がらに楽しみながら触れていきましょう。
さあ、せっかくお部屋が片付いたならば、なるべく散らかさないようにしましょう。使ったものは、はじめにあった場所に戻す。これさえ守れば、大丈夫です。
できたら、きれいになった部屋に来年のカレンダーをかけましょう。まだ、表紙はつけたままに。表紙は、大晦日か元日に切り取りましょう。新しい年を意識させるためです。これからの1年間、カレンダーを意識した生活、折に触れ季節や行事を楽しめる生き生きとした生活ができるといいですね。
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