4849.~講師の役割~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「なんか、グラフなら描けるかも!」(10月29日)
おはようございます。朗豊ゼミナール 秋津教室の福永です。
中2のO君の得意科目は英語ですが、数学は大の苦手とのこと。
そんなO君ですが、先日「一次関数」に取り組みました。
式を読み取ってグラフを描く練習です。
「y=(4/5)X + ○」
チラッと式を見ただけで戦意消失状態に陥りつつも、何とかついてきました。
「まずはXの次に書いてある数字に目をつけて、この数をy軸の上にとってみよう。
次にXの前にある分数をやっつけよう。
必ず下の数字、分母から始めるよ。
今書きこんだ点から出発して“右に5つ”行ってね。
右だよ。
それから分数の上の数字、分子を見てね。
“上に4つ”行ったところに点をとるよ。
ここで登場するのが秘密兵器「ジョーギ」だ!
さっき描いた2つの点の上にジョーギを置いて、グラフを描くスペースの端から端まで線を引こう。
これでグラフの出来上がりだよ。カンタンでしょ!」
こんな説明と実演をした上で、いくつかのグラフを描きました。
「なんか、僕、グラフなら描けるかも!」
帰り際にO君がうれしい言葉を聞かせてくれました。
これからも「出来るようになった」体験を一つ一つ積み重ねていってもらいたいです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
「できる」喜び、これなくして学習は続けていられませんんね。「なんか、僕、グラフなら描けるかも!」、講師は、このO君のような言葉をいかに効果的に導き出してあげるか。そここそが、講師の役割です。講師としては、「苦手です!」なんて、生徒に言わせておいてはいけません。講師も楽しく、頑張りましょう!