発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

4377.~耐性~

4377.~耐性~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「待って。今、思い出すから」(4月27日)

おはようございます。越谷教室の早川です。

支援級に通うT君は、計算が得意で算数のプリントは進んでこなし、新しい単元にも

意欲的です。

しかし、漢字や国語の取り組みはどうしても消極的になり、宿題も忘れがちでした。

それでも、彼の好きなキャラクターやストーリーに絡めて取り組みやすくすると、少しずつ覚えてこられました。

そんな彼に最近変化が見られました。

以前は思い出せない漢字があると、残念な気持ちになる前に”教えて欲しい“という表情が見られましたが、

近頃は講師がヒントを出そうとすると視線や手で遮り、

「待って。今、思い出すから。もう少し待って」と言って、何とか自力で書こうと粘り強くプリントと向き合うようになりました。

T君に理由を尋ねたところ、“時間は掛かるけど、ちゃんと覚えているから、思い出して自分で解きたい”ということでした。

講師側は、50分の授業内に1つでも多くのことを教えてあげたいと、つい、先を急ぎがちになりますが、

生徒さんが何を求め、何を喜びとするか、本当に、お一人おひとりがテキストなのだと、改めて学んだ気持ちになりました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

T君、躓きを苦にせずに自身で思い出そうと頑張れる耐性、すばらしいですね。そんな力をうまく引き出してあげるのも、講師の役割です。“とにかく早くやり終えたい!” “早く、正解したい!” ”まちがえたくない!“ と慌てたり焦ってしまったりする気持ちに、T君は勝てましたね。そんなT君なら、難題にぶつかっても講師の説明に耳を傾けることがきっとできるはず。今後の学習の成果が楽しみです。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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