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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

653.指を動かす:2

653.指を動かす:2
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 計算で動き出した指が、テキストを読むときにも動き出す・・・
 その後、指で文字を追いながらテキストを読むようにもなったのです。

 文字を指で追わずに目で追いなさい、と言いたくなるかもしれません。しかし、熱心に文字を追う生徒さんの姿を見れば、だれもそんなことを言えなくなるでしょう。

 文字は読めていても、文の中の文字を見てその読み(音声)がぱっと出ない段階があります。音声がパッと出るということは、スラスラと読めるということです。が、そこに到る前のたどたどしい段階でのことです。

 文字を見て、どのように発声していいのか脳が迷っているかのように、口形を作る唇が微妙にゆがみます。

 そんな段階のとき、指で文字を追うことによって、音を捜しやすくなるようです。脳が音を捜すのを指がリードしているかのようです。ゆっくりであっても、連なって音声が出てきます。指を使うことによって、集中力が高まっているから、ということも言えるでしょう。

 しかしこれは集中力だけの問題ではなく、指を動かすことで脳が働きやすくなっているようです。生徒さんが指で文字を追いながら読む姿を目の前にしていると、そんなイメージを持つことができます。

 指を動かす、指を使う、傍目にはスマートではないかもしれませんが、指の微々たる動きに導かれて脳は確実に動き、学習を積み上げているようです。

 指を使うこと、おすすめです!


造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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