発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

3941.~きっかけを~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「苦手が、楽しいことや大好きなことに」(12月4日)

おはようございます。相模原教室の小口です。

世界児童画展へ応募するために・・・

まず「何を描こうか?」「何を描きたい?」というお話しから始まります。

「何を描いたらいいのか分からないな~絵を描くことは苦手、あんまり好きじゃないなあ」と少し消極的な姿勢。

それでも、ちょっと気になり描いてみたい気持ちから、描きたい対象が見つかると、次々に挙げていきます。

でも・・・描きたい対象が難しいと感じると、また、

「描けないよ~無理、無理」、「やっぱり難しいよ」と躊躇してしまいます。

このような会話をくりかえしながらも、描く対象が決まり、いざ画用紙へ。

すると、今度は、

「どこから描く?」、「どこに描く?」と・・・不安な声。

「とりあえず、描いてみよう!大丈夫、大丈夫!描けるよ」

「ここから描いてみたら」と声をかけ、徐々に促しながら描き進めていくと・・・

「ここには何を描く?」「何色にする?」「ここはピンク~!」「あっ!これも描かなくちゃ」「ここにも描きたい」等々、

気持ちがどんどん変化し、積極的に取り組めるようになっていきました。

「こうでなくてはいけない」「こうあるべき」という既存の色や概念に拘らず、のびのびと自由に描くことで自信が着きました。

そして個性的に仕上がった絵は、自分でもお気に入りの作品となりました。

課題が「絵」に限ったことではありませんが、

「大丈夫!これでいいんだ!」と安心できる様々な体験や経験を通し、「苦手」と思っていることが、楽しいことや好きなことになり、積極的に取り組む生徒さんたちが、たくさん増えてくれるといいなあと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

“はじめの一歩”は、なかなかむずかしいもの。でも上手にきっかけを作ってあげると、少しずつ流れ出します。毎日の生活の中での、学習もそうですね。“宿題は?””勉強の時間でしょう!“と口頭で指示するだけではなかなかはかどりません。学習用具の用意から手伝ってあげる、はじめの一問は一緒に取り組んであげる、なんらかのきっかけを作ってあげましょう。

 

発達支援教室Elephas(エレファース) 

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