「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「どちらかな?」(12月21日)~
おはようございます。東中野教室の渡邉です。
学習に取り組む前に、家庭や学校での出来事を聞くことがあります。講師にとって、生徒さんの様子を垣間見ることができる、大切な時間でもあります。その日授業にきたKさんも、翌日に控えた学芸会のことを考えると緊張する・・・、とこちらにまでドキドキが伝わってくるようでした。
劇のあらすじ、役柄、セリフのこと丁寧に話してくれました。特に、セリフで語尾の「ね」が上がってしまうから下げるように言うことが難しく、不安のひとつのようでした。そこで、なぜ語尾を下げたほうがいいのか一緒に考えました。
場面は天候が怪しく、荒れるかもしれないと不安に思っていうセリフ。1つは語尾を上げて、明るく楽しそうに言う。もう1つは語尾を下げて、不安そうに言ってみる。二つの言い方を聞いてもらいました。これは楽しくて嬉しいこと?悲しくて心配なこと?どちらかしら。」
この場面に合っている言い方がどちらなのか、実感した様子でした。「私は、笑って言わないよ。だって心配なことだから。」
自信をもった表情をみて、本番もきっと大丈夫!と頼もしく思いました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Kさんのセリフ、どんなセリフだったのでしょう?
なんのお話だったのでしょう?
それにしてもKさん、とても真剣に取り組んでいるのですね。すばらしいことです。
本番ではきっとセリフに気持ちがうまく乗って、語尾の「ね」も上手に言えたことでしょう。