で、重い腰をあげて外宮前に歩くと、赤福のお茶屋さんが見えた。
閉店30分前、ひとりで一人前三個は食えないと「一皿」注文すると、
なんとお茶と箸が二人分付いて、とても嬉しかった。
美味しい赤福のおかげで、気持ちが明るくなり「さあ 外宮へ」と歩き出した。
「伊勢神宮は、空気が違う」と叔母の友人が言ったように、
夕方の雨に煙る外宮は、行き交う人も少なく、俗世から離れた静かな空間。
トトロでさえ身を潜めてじっと空を見上げていそうな神聖な深い森に、
神社が点在しています。
「いつか行ってみたい」と漠然と考えていた伊勢神宮は、
訪れてみると、内宮と外宮と二つの宮があり距離も結構離れている。
外宮には、内宮が出来た500年後、
天照大神の「丹波国の食事の神を招くように」と要請され、豊受大御神が祀られています。
現在でも外宮の忌火屋殿で作られた神饌をお供えをする儀式が、朝夕行われ、
お供え物は、自給自足。米、野菜、食器(土器)が日々作られているのに驚嘆。
広い砂利道を歩き進むと正宮に辿り着きます。
右に警備員が立ち、左の社に神官がおられ、厳かな心持で柏手を打ちます。
正宮の手前には、遷宮の跡の敷地がみえます。
***
勾玉池のほとりにある式年遷宮記念せんぐう館は、午後4時30分閉館だったため、
翌日内宮へ行った後、入館しました。
冷房完備、建物自体が新しくタッチパネルや映像が綺麗で、1時間ほど滞在。
入館料300円と手軽に入れ、外宮や、建物の建設について深く学べ、時間調整にお勧めです。
ブラタモリ「伊勢参り」にあったように今回の遷宮の際、伊勢駅の周辺が整備され、
駅舎や商店街が白壁に無垢の木を使った建物が多く建てられて、
外宮までの道が、品なある落ち着いた感じで、赤福を食べたバス停前のお店も同様でした。
行政と民間が手を取り合うか、取り合えないかが、観光客を呼ぶ鍵。
生まれ育った松江に訪れる人が増えるように松江紹介。
日々、手編みやガーデニングを楽しんでいる。
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