泥沼のベトナム戦争が終結を迎えつつある70年代前半。南太平洋上に未知の孤島が発見され、米国政府特務機関“モナーク”によって編成された調査隊が派遣される。リーダーを務めるのは、ジャングルでのサバイバルに精通した英国陸軍特殊空挺部隊の元兵士コンラッド。メンバーはほかに研究者にカメラマン、ベトナム帰りの米軍ヘリ部隊を率いるパッカード大佐といった面々。しかし調査のために爆破を繰り返す一行の前に突如、あまりにも巨大な生物キングコングが現われ、ヘリコプターを次々と破壊し始める。その圧倒的な破壊力に為す術もない人間たちは、この恐るべき生物から逃げ延び、一刻も早く島から脱出すべく決死のサバイバルを繰り広げるのだったが…。
映画館 ★★★☆
そっか。。。あの華のない主人公は「マイティ・ソー」の弟か(笑)で、あの女流カメラマンは「ルーム」でアカデミー最優秀女優賞をとったブリー・ラーソンか(笑)サミュエル・L・ジャクソンや名優の域に達して来たジョン・C・ライリーまででているので、俳優陣はなかなか豪華です。実は気が付かなかったんだけど、大阪のギタリストMIYAVIなんて映画の中で二人目で出てきてて、なかなか存在感の有る演技見せてくれてたし。
てか、ウルトラマンの「怪獣無法地帯」みたいに、いろんな怪獣出し過ぎ(笑)
あと、R指定が(PG12はついてるけど)つかないのが不思議なくらい、残酷でグロテスクでえげつなかったです(笑)実は私、今回吹き替え版で見たんだけど、私の隣には30代なかばくらいのママが小学校低学年の姉妹を連れて観てたけど・・・声を出す間も無いくらい怖かったんじゃないかな?
舞台がベトナム戦争直後の1973年ということで、ベトナム敗残兵がベトナムでの悔しさをこの髑髏島で・・・って感じが、なんとも時代遅れな感じ(笑)もちろんあえてそういう時代設定をしているわけで、もちろん今までの「キングコング」に関することは何もなかったことにしています。
2005年(え・・・もう12年も前?)のピーター・ジャクソン版と比べちゃ可哀想だけど、あまりにもこの作品は軽い感じがしました。ただ、このコングはいずれハリウッド版ゴジラとの戦いも有るかもしれないので(笑)
怖いと聞いていたので、こころして観ましたが、おもしろすぎました。
公開後2週目にして、吹替版はあるものの字幕版が夕方の時間帯しかなく、念のため翌週スケジュールを閲覧すると、
昼間にもセットされ直していたので、数日待機して観てきましたから明らかに好評を博してました。
ベトナム戦争で死ねずに、ここで死ぬというアメリカ兵もなかなか「もののあはれ」を感じました(笑)