ドクター・スリープ 上 (文春文庫) | |
Stephen King,白石 朗 | |
文藝春秋 |
ドクター・スリープ 下 (文春文庫) | |
Stephen King,白石 朗 | |
文藝春秋 |
40年前、雪山のホテルで惨劇が起き、父親に殺されかけた少年ダニー。大人になってからも深いトラウマを克服できず、アルコール依存症に苦しみながらも、今はホスピスで働き、“ドクター・スリープ”とあだ名されて終末期の患者たちから頼りにされる存在となっていた。ある日、そんなダニーのもとに謎のメッセージが届く。送ってきたのは彼と同じ特別な力“シャイニング”を持つ少女アブラだった。折しも巷では不可解な児童連続失踪事件が起きていて、やがて自分にも危機が迫っていることを察した彼女は、ダニーに助けを求めるのだったが…。
映画館 ★★★☆
桂米朝師匠の落語の枕で「人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲む」という話を聞いたことがありますが、この映画の中でも同じセリフが出てきます。もちろん日本語訳なので同じような言葉にはなっているのですが、ユアン・マクレガーの英語のセリフを聞いていても、全く同じような言葉を言っていたと思います。この故事成語の原典はいったいなんだろうって調べてみたんだけどちょっとわかりませんでした(笑)
「シャイニング」の続編ということで「シャイニング」のおさらいをしたおかげで話がちゃんと入ってきました。もしも余裕があるのなら「シャイニング」をおさらいしてから見たほうが楽しめることは間違いないですね。ラスト30分はあのホテルが舞台ですし。とりあえず「237号室」や「red rum」もお約束のように出てきますし、「シャイニング」の映像も何箇所か使っていました。
敵役のレベッカ・ファーガソンが「いい女」でどう見ても敵を演じるキャラじゃないだけにめちゃ惜しい気がします。もう少しおどろおどろしい。。。たとえばティルダ・スウィントンみたいな・・・って、レベッカ・ファーガソンだからこそいいのかもしれませんが。
ま、とりあえず「なんの説明もなく置いてけぼり」って感じは前作「シャイニング」を倣ったのかもしれませんね(笑)
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