極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

リトル・チルドレン (2006) LITTLE CHILDREN 137分

2008-01-14 08:14:28 | 外国映画(DVD・TV)
リトル・チルドレン

NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)

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 アメリカ、ボストン郊外の閑静な住宅街。成功したビジネスマンの夫リチャードと3歳になる娘ルーシーと共にここへ引っ越してきた専業主婦のサラ・ピアース。さっそく娘を連れて公園デビューに挑むが、郊外の典型的な主婦の集団に肌が合わず違和感を拭えない。そんな主婦たちの目下の話題は、彼女たちが“プロム・キング”と呼ぶ、学園の人気者タイプの男性のこと。彼の名はブラッド・アダムソン。ドキュメンタリー作家として成功したキャシーを妻に持ち、主夫をしながら司法試験合格を目指していた。

 DVD ★★★★

「アメリカン・ビューティ」を思わせる、現代アメリカの・・・いや、この映画は全くこの脚本で日本を舞台にしてもちゃんとお話になる映画でした。ヒロインのケイト・ウィンスレットがアカデミー主演女優賞に、マザコン小児性愛者役のジャッキー・アール・ヘイリーが助演男優賞にノミネートされたのも納得できました。

 不倫の二人だけならよくある話。。。そこにすごくリアルな話が加わってくるからお話は俄然面白くなります。そのサイドストーリー的なものが実はこの映画の本質であるかもしれません。

 小児性犯罪者が服役を終え、一般社会に戻る過酷さ・・・
これもまた皆さんご存知のように、この手の犯罪はとても再犯率が高いようです。日本でもこの犯罪者の出所後の居住について話し合われたことが何度も新聞報道にされています。

 刑を終えて出所してきた人を社会がどういう風に受け入れることが出来るか。すごく重大な命題だと思いました。

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