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立ち上がり動作についての工夫

2021-12-23 12:28:32 | 日記

こんにちは!

気付けば12月も後半となり、今年も残り僅かとなりましたね😌

訪問スタッフは病院支給のダウンコートを装い、寒さ対策を行いながらリハビリに伺っております🚘

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

今回は、「立ち上がり動作」について少しお話をさせていただきます!

 

日々無意識に行なっている動作かと思いますが、皆さま立ち上がり動作にどのくらいの「時間」がかかりますか?

 

立ち上がり動作とは、その動作事態が目的となるのではなく、トイレへ行ったり食席へ移動したりと、その後に行われる生活動作のためのいわば手段であると思います。ですから、自然とできる方は無意識に行われるわけですね。

 

しかし、「立ち上がりに時間がかかって大変」という方は多くの場合、下肢や体幹をしっかりと伸ばし切ることが難しく(曲がった姿勢=屈曲姿勢)、その状態で次の動作へと移行してしまいます。屈曲姿勢は、不安定となりやすいため動作が努力的となったり、バランスが悪くなったりと、その後の動作を行う上で不利な状況となるのです。

 

逆に、「時間をかけずにスッと素早く立ち上がれる」方は、そのような状況になりにくいと言えます。

 

これらを踏まえて!訪問リハビリにて私がよく提案させていただいていることがあります💡

 

それは、時間をかけずに素早く立ち上がれるように「椅子(座面)の高さをやや高めに設定する」ことです!※高いほど立ち上がりやすく、低いほど立ち上がりにくいです

 

↑クッションなし

(座面高40㎝)

 

↑クッションあり

(座面高40㎝+クッションの厚み3㎝)

肩の力が抜け、立ち上がりの直後の姿勢がよりまっすぐになっています。

 

日常生活の中で何度も行われる動作なので、椅子を高くし、楽に素早く立つ動作を繰り返すことで、効率的なタイミングでの筋収縮の学習に繋がります。椅子を高くすることが、効率的な立ち上がり動作習得に繋がるのですね!

 

当たり前のようにも、細かいことのようにも思われるかもしれませんが、この小さい工夫が大事だったり…と思っています。

 

「立ち上がりに時間がかかる」という方は、「椅子を高く」する工夫をぜひ行ってみてください☺️※効果については個人差あり

 

 

では、良いお年をお迎えください!