こんにちは
3月の中旬から急に暖かくなり春を感じている今日この頃です。
当院の駐車場にある梅もキレイです
さて、今回は安心・安全に入浴できるように環境調整をさせて頂きましたのでご紹介します。
最近の住宅は脱衣所と浴室の段差がほとんどないユニットバスが増えてきていますが、まだまだユニットバスではなくて高い段差のお宅もあるかと思います。
今回ご紹介のご利用者様は脳梗塞を患った方で、浴室への出入りが怖くて大変との訴えがありました。
入院治療後の自宅退院の際には脱衣所にレンタルでの縦手すりを設置されていて、その縦手すりにしがみつくように上がり下がりをしていました。
↓の写真です。
(奥が脱衣所で手前が浴室です。20cm以上の段差があります。真ん中の丸いポールが突っ張り型の縦手すりです)
今回はこの段差を少なくするために浴室の洗い場にすのこを敷いてみました。
設置中です ↓
設置後です↓
脱衣所と洗い場の段差が半分以下になりました!
あえて完全に段差を無くさなかったのは
洗い場の床が上がるという事は⇒洗い場と浴槽の底との段差が大きくなります!
そうなることで、今度は浴槽への出入りが大変になったり恐怖心につながったりしてしまいます。
そこで、訪問リハビリでは仮の踏み台を使用して、動作を確認しながらすのこの高さを選定しました。
すのこの設置後は浴室への出入りが楽になって本当に良かったと喜ばれています。
脱衣所にあった縦手すりがなくても、安定して出入りが可能なので縦手すりを無くし入り口の間口も広くなりました。(縦手すりはレンタルだったので返却しました)
訪問リハビリでは身体的な機能訓練や動作練習はもちろん行いますが
福祉用具の利用や住環境調整などもご提案し
安心安全に在宅生活が送れるように支援しています。