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もっと森山をもりあげ隊 活動ブログ

森山に建つ『希望の塔』について

秋田県五城目町

森山の上にたたずむ【希望の塔】

雨の日も、風の日も、吹雪の日も、暑さの中でも64年間の長きにわたり

 

五城目町民、そして湖東平野を見守ってくれている『希望の塔』

高さ305cm、一角36.3cm、福島県三春町産の黒御影石。

塔の正面の力強い四文字の筆跡は、發企人代表の加賀谷力司さんのもの!

猛練習に猛練習を重ねて臨んだのだそうです。

塔の両サイドには、当時建立に携わった方々=発起人=發企人のお名前が彫られています。

 

東側

上段

 

2段目

 

3段目

 

4段目

 

最下段。

青空に浮かぶ青い雲が映り、鏡のよう✨

東側7名×5段=35名の名前。

 

西側

上段

 

2段目

 

3段目

 

4段目

 

そして

西側最下段。

こちらも7名×5段=35名の名前が彫られています。

名前の下の地域名は、五城目、馬川、馬場目、富津内、内川、大川の他

上井河、面潟、追分の地名も確認できます。

森山の上から見える、湖東地区全体から気持ちのある人々が集まり、おこなった事業であったことが想像されます。

 

塔の裏面には

『吾等無限の希望をもつ若き同士相謀り 茲に郷土再建の悲願を立つ

  吾等この塔のもとに結束し廣く社會を見渡して 人生を生き抜く力の源泉に培ふ

  此の塔は万人に仰がれ必ずやその大同団結を見 わが平和郷土は永遠に發展するであらう』

                昭和32年11月3日 發起人代表 加賀谷力司

と記されています。

この文は、馬川地区の廣嶋忠比古さんによるもので、書は書家伊藤石邨さん。

発起人=發企人の方々のお名前も伊藤石邨さんが書いたものです。

台座の石を合わせると重さ3トンにもなる塔を標高285mの森山二高地山頂まで人力で運び上げ希望の塔を建立した、当時の若者、大先輩達の郷土を想う強い気持ちとエネルギーがあらためて伝わってきます。

 

麓からてっぺんまで三日間かけて人力で引き上げた当時の作業の様子はコチラをご参照願います。復活!五城目高校森山登山、3MO隊お手伝い①(4月30日)

 

 

令和3年(2021年5月26日) 20:30 希望の塔とスーパームーン!

希望の塔建立の翌年、昭和33年には『希望の灯』が設置され、今日も

希望の塔建立の10年後、昭和42年(1967年)6月9日、電電公社(現NTT)のマイクロウェーブ中継所が建設。

 

そして、昭和56年(1981年)7月18日、五城目町出身の松橋福蔵氏から寄贈された希望の鐘完成。

 

希望の鐘と皆既月食のスーパームーン!

 

40年前のこの時、希望の塔は、鐘楼建設により現在地に移動したのでした。

この希望の鐘、40年経過した今も森山の名所の一つとして登山者の心を和ませてくれています。

 

森山は現在、その眺望の素晴らしさが広く知れ渡り

旅行誌や報道などでたびたび取り上げられるようになっています。

 

希望の塔が建てられた当時と比べると、町は今、人口減少、経済形態の大幅な変化や後継者問題などによる地場産業の衰退、雇用の場の減少など苦戦が強いられている状況です。

森山を活かして、町と地域に注目していただくことにより賑わいづくり、活性化、再興につながると信じています。

希望の塔に名前が記されている發企人71名のうち、現在ご存命は6名と聞いています。

これからも、可能な限り当時のお話を聞きながら今後の森山盛り上げにつなげて行けたら!と考えます。

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もっと森山をもりあげ隊(3MO隊)

定期登山は毎月第一土曜日におこなっています。

次回は8月7日。

午前9時に五城目城ふもとの駐車場集合し、森山の野鳥や山野草を楽しみながらのんびり登ります。

てっぺん(標高285mのニ高地)からは、

東 五城目の沢々 森吉山をはじめとした奥羽山脈 五城目町の最高地点である馬場目岳

西 日本で2番目に広かった湖、八郎潟を干拓してできた大潟村 男鹿半島 日本海

南 五城目町の街並み 広大な湖東平野 潟上市・秋田市 そして遠くに鳥海山

北 能代市 世界自然遺産である白神の山々(条件が良ければ岩木山も)

まさに丸ごと(ほぼ)秋田県が見渡せる眺望を楽しむことができます。

 

お昼頃解散の予定。

参加は自由です。

クマに人間の存在を知らせるため、鈴やラジオなどの鳴り物(持っていない方でも3MO隊の大きな鈴がありますので大丈夫)と

熱中症対策として多めの飲み物を持参していただいて

皆様のご参加をお待ちしております。

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