西側諸国が大好きな「自由と競争を正義とする資本主義」。
それを謳歌できるのは。
実は、国土が広く、資源が豊富で、食料生産力が高く、人口の多い国だ。
これは、当然。
スポーツ競技を考えて見て欲しい。
柔道で無差別級と軽量級の選手を戦わせたら。
勝敗は明らか。
「自由と競争を正義とする資本主義」の世界には、無差別級しかないのだから、小国が大国に勝つなんて到底不可能。
今、世界を支配している国は、アメリカ、ロシア、中国、インドの4大国だろう。
アメリカは、250年ほど前に、イギリスとの独立戦争に勝利して建国された、徳川幕府より歴史の浅い国。
ロシアは、僅か100年ほど前に、帝政ロシアを革命で倒して建国された。
中国は、70年ほど前に、共産党が旧政権を台湾に放逐して建国された。
インドも、70年ほど前に、アメリカ同様、イギリスから独立して建国された。
この世界を支配する4大国の中で、一番古いのは、なんとアメリカ。
他の3大国の倍以上の歴史を持つ国だ。
この4大国を見れば、分かるのは、どの国も国土が広く、資源が豊富で、食料の生産能力の高い国ということだ。
しかし、人口を見ると、ロシアは僅か1億4千万人。
日本とあまり変わらない。
アメリカも、3億3千万人。
それに引き換え、中国とインドは、いずれも14億人。
このまま、西側諸国が大好きな「自由と競争を正義とする資本主義」が続けは、いずれこの世界を、人口大国の中国とインドが支配することになるだろう。
改めて、スポーツ競技を考えて見て欲しい。
サッカーで、11人のチームと110人のチームを戦わせたら。
勝敗は明らか。
近い将来、アメリカやロシアや、そして西側諸国が束になっても、中国とインドには太刀打ちできない世界が来る。
日本人は、そんな世界をイメージして、頭をトレーニングしていけば、インドには抜かれても、世界第4位には留まることができるかもしれない。
「柔よく剛を制す」、「寡兵よく大軍を破る」の意気込みだ。