この社会に必要なのは、最低賃金より、収入の上限だろう。
そもそも、世界の大金持ちは、80億人が作り上げ維持している、巨大なインフラや需要のおかげで、大金持ちになれたのだ。
もし、この世界が、人口100人だったら、アップルも、マイクロソフトも、グーグルも、フェイスブックも、アマゾンもいらない。
彼ら彼女ら大金持ちは、80億人もの人間が、日々、努力して生きているおかげで、大金持ちになれたのだ。
言ってみれば、彼ら彼女らの、莫大な資産は、80億人からいただいた金。
彼ら彼女らが、独り占めしていい金ではない。
もし、80億人が、それに気づいたら、この世界は、終わりだ。
そんなことになる前に、新たな社会・経済制度を、生み出さないと、「万人の万人に対する闘争」に逆戻りかもしれない。
ただ、そうなる前に、彼ら彼女らが、AIに取って代わられる日が来たら、もっと面倒なことになるだろう。