最近の戦国時代のような世界。
そんな殺伐とした世界での、「戦争抑止」の切り札は、核弾頭ミサイル。
核弾頭ミサイルによる先制攻撃能力こそが、「戦争抑止」を可能にするからだ。
憲法に書かれた「戦争放棄」と言う文字だけでは、お守り以上の効果はない。
日本は、北朝鮮のように、たくさんの核弾頭ミサイルを配備しなければ、間違いなく、台湾有事や韓国有事に巻き込まれる。
そういう観点から見ると、
岸田政権は、したたかだ。
ロシアのウクライナ侵攻と台湾有事リスクというドサクサを利用して、アメリカと西側諸国に、日本の軍事力の大幅な拡大と、敵基地攻撃(先制攻撃)能力を持つことへの了解を取り付けた。
考えてみれば、今どき敵基地攻撃能力と言ったら、核弾頭ミサイルの保有しかない。
今回の岸田首相の西側諸国歴訪で、日本の核武装の了解まで取れていれば、ベストなのだが。
いずれにしても、憲法改正より高いハードルを、飛び越えてしまった。
ここまでくれば、今さら憲法改正の必要性なんて無いだろう。
今のこの世界では、核武装こそが、「戦争放棄」の切り札だからだ。
とにかく岸田政権には、「面従腹背」で、アメリカと付き合って欲しい。