ロシアのウクライナ侵攻を見ていればわかる。
最近のアメリカは、「アメリカ人の自由と民主主義」という身勝手な戦略の下、世界中で有事を起こそうと、威嚇ばかりしている。
しかも、めでたく有事が勃発したら、「経済制裁と後方支援」のみと開き直るのが原則。
やることと言えば、後方支援と称して、アメリカ製の中古兵器を売りつけて、ボロ儲けするだけ。
強欲資本主義国家に成り下がってしまった。
だから、アメリカや西側諸国が、台湾有事に参戦するなどということは、絶対にないということを理解しないと、台湾と日本だけが、自己責任で中国と戦うはめになる。
ロシアのウクライナ侵攻で、「代理戦争」に味をしめたアメリカと西側諸国は、台湾と日本を、極東のウクライナに仕立てようとしている。
台湾や日本が、中国相手に、ウクライナのように玉砕戦を、少しでも長く続けてくれれば、アメリカと西側諸国は、万々歳だろう。
これが、アメリカと西側諸国のシナリオ。
ロシア、中国、北朝鮮と接している西側諸国の最前線に当たる、ウクライナ、台湾、日本、韓国を犠牲にして、ロシア、中国、北朝鮮を弱体化させる。
それが、アメリカと西側諸国の世界戦略なのだろう。
同じ西側諸国でも、ウクライナ、日本、台湾、韓国だけは、地政学的にとんでもない立地だと自覚しておくべきだった。
だから日本は、とにかく軍事力を増強し、中国やロシアや北朝鮮から、戦いを挑まれない国にしなければならない。
さらに、アメリカや西側諸国におだてられて、「アメリカや西側諸国の自由と民主主義」のために戦わされないように注意しなければならない。
アメリカや西側諸国にとっては、アジア人だけの単一人種国家の日本や台湾や韓国なんて、植民地くらいにしか考えていないと認識しておくべきだ。
今、アメリカは、台湾有事を起こそうと、中国を徹底的に威嚇している。
しかし、実際に有事が起こったら、ロシアのウクライナ侵攻と同様のスタンスをとるだろう。
台湾と日本だけに戦わせて、アメリカは経済制裁と後方支援のみ。
中国も、アメリカとは戦いたくないはずだから、米軍には手を出さないだろう。
結局、アメリカベッタリの日本は、アメリカや西側諸国に操られて、中国と代理戦争をさせられるというシナリオ。
アメリカとしては、日本が、中国と小競り合いではなく、ウクライナとロシアのように、全面戦争をする方向にもっていければベスト。
そうならないためにも、日本は、台湾有事までは、逆らうと恐ろしいアメリカに付き合って、中国を威嚇しても。
実際に有事が起きた場合には、開き直って「遺憾砲」に止めるべきだ。
日本にとって、中国と戦うメリットなど、一切無いからだ。
そもそも中国は、日本にとって、最大の貿易パートナー。
GDPも日本の4倍、人口が10倍、国土が25倍の超大国。
アメリカとでも、互角に戦える国。
日本が、「アメリカや西側諸国の自由と民主主義」のために、中国と代理戦争などをしたら、自衛隊や主要インフラは壊滅。
そればかりでなく、日本から全ての国際企業が、アメリカや西側諸国に去ってしまい、二度と戻って来ない。
間違いなく、最貧国になってしまう。
それも、アメリカや西側諸国の狙いかもしれない。
経済的に西側諸国の役に立たなくなった日本は、アメリカの51番目の州どころか、米軍管理下の軍事国家になるしかないだろう。
昔懐かしいアメリカ合衆国GHQによる支配。
それも、アメリカ次第。
アメリカが、中国と握手をして、米軍は日本から撤退と言うシナリオかもしれない。
最貧国日本は、世界のお荷物国家になってジエンド。
まあ、そうなる前に、日本の上級国民と富裕層は、庶民の犠牲を尻目に、危険で旨味のなくなった日本から逃げ出しているだろう。
戦争で犠牲を払うのは、いつも庶民。
これが歴史の常だ。