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Hiroshi Mukaide(向出博)Time Traveler

「デジタル化社会」 個人の力量と才覚が問われる時代の訪れ

最近では、初対面の人の名前をネットで検索するのが当たり前になっている。

ネットで相手の情報を精査することで、その相手の信用や評価を推し量ることができるからだ。

それどころか、個人の信頼性は、ネット上の名前の検索数によっても判断される。
検索結果が少ない人は、信用が得られないばかりか、その人の存在感まで薄れてしまいかねない。

デジタル化の進展した現代社会では、自身のプロフィールを、LinkedInやFacebookなどのプラットフォームに積極的に公開することが重要になってきた。

積極的に個人情報をオンライン上に発信しなければ、信用を築き上げることも、ビジネスチャンスを得ることも難しい時代になってしまった。

自己プロモーションのためには、個人情報のデジタル化が欠かせない。
だから、膨大な個人データベースが、日々形成されている。

自身の個人データベースを最新の状態に保つことは、有利に就職や転職をするための常識となった。

最近では、オンラインプラットフォームを介した仕事のマッチングが一般的だ。
個人が自身のスキルや経験をデジタル上で公開し、企業はその情報を活用して必要な人材を選定する。
これにより、労働市場の効率性が向上し、多様な雇用機会が提供されている。

そればかりではない。
すでに現代の雇用市場には、デジタル化の波に乗り、AIやロボットの参入も始まりつつある。

AIやロボットの技術革新により、一部の業種や業務においては、労働力の代替として活用されている。

すでに単純作業やルーチン業務は自動化され、人間の労働時間を節約する一方で、高度な知識やクリエイティビティを要する仕事への参入も始まっている。

これにより、労働市場において人間には、新たなスキルや能力が求められるようになった。
AIやロボットとの差別化を図れる柔軟性や問題解決能力、コミュニケーションスキルなどだ。
とにかく人間的な特性を磨くしかなくなってきている。

さらに、AIやロボットの参入によって、雇用の不安定性や非正規雇用拡大が止まらない
そのため、自己雇用やフリーランスの活動が盛んになり、個人の自己責任に基づく働き方が増えてきている。

結果として、労働市場は、よりダイナミックになり、個人が自身のキャリアをデジタル化し、多様な雇用機会にアクセスする能力が求められている。
この変化に対応するためには、持続的な学習やスキルのアップデートが重要となり、自己啓発や自己のマーケティング化が必要不可欠となっている。

ご理解いただけるよう具体的な例を挙げてみた。

1. 自己ブランディング
あるイラストレーターが、SNSやオンラインポートフォリオを活用して自身の作品を発信し、世界中の注目を集めた。
個性的なスタイルと独自のストーリーテリング能力が評価され、映画や広告などのクライアントからの仕事のオファーが舞い込むようになった。
自己ブランディングを通じて成功を収め、個人事業主としてのキャリアを築くことができた。

2. デジタルマーケットプレイスの活用
あるプログラマーは、オンラインのデジタルマーケットプレイスに登録し、自身のスキルを提供。
高い技術力と信頼性により、クライアントからの高評価を得て、プロジェクトの依頼が急増。
自身のスキルセットを活かし、フリーランスとしての収入を安定させることができた。

3. オンライン教育プラットフォーム
ある教育者は、オンライン教育プラットフォームを活用して自身の専門知識を提供。
独自の教育コースを作成し、オンラインでの講義やワークショップを開催。
教育スタイルと専門的な知識に対する需要が高まり、多くの受講生を引き付けることに成功。
自身の専門分野での権威となり、教育者としての地位を確立した。

これらの例は、デジタル化とオンラインプラットフォームの活用によって、個人が成功を収めることができた例だ。

自身の専門知識やスキルをデジタル化し、オンライン上で発信することで、より広い範囲の人々にアクセスできるようになった。

それによって、ビジネスチャンスの拡大や収益の安定化、個人ブランドの構築などが可能となった例だ。

デジタル社会は、個人の力量と才覚が問われる個人主義の世界なのかもしれない。













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