母がお世話になっている特養
新型コロナウィルスによる面会制限が緩和され
対面での面談が可能に
年内に父が会いに行きたいというので
年末に母に会いに行ってきました
私には、母を特養に『捨てた』という後ろめたさがあります
なので、会いに行くのが、いつも怖くもあるのですが・・・
母は、相変わらず穏やかで朗らかな表情でした
恨み言をいうでもなく、平日の面会なので
私が会社を休んできてくれたことへの感謝を口にすらします
元気な姿にホッとするような、罪悪感が増すような・・・
何を話そうか・・・
父は、一生懸命、母に昔話をします
親類縁者、近所の親しい人との『思い出話』
そして、最後に『みんな、逝ってしまった』
母は、この手の話に、ほぼ無関心
父方の親類縁者には、良い思い出があまりないからなのか
そんな昔話に、もう興味がないのか・・・
会話がかみ合わないので、私が
母の特養での暮らしがどうかと聞いたり、孫の話をしたり
今日は朝ごはんたべた?何時に寝るの?寒くない?
面会が終わって、父は
『自分の(母の)実家や親族の話なのに、なぜ反応しないのか』
と、不思議そうでした
母の認知症は、少し進んだような気がしますが
でも、私には母が無関心な理由がわかるような気がします
父の話は、いつも同じ
家の歴史と、誰それはダメだ、どうかしてる
それを聞いて、これからどうすればいい?
過去(先祖代々含む)のいきさつやらで、近所に人に
ちょっとした困りことを頼むことができない
(なので、電話器のコードが外れただけで、電話がかかってきます)
男性は老後、孤立しやすい
たしかにそうかも、そして私もそうなるのかな
父は過去に生きる、母は今を生きる
そんなことを感じる、母との面会でした