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50歳の新米パパ

『息子とキャッチボール』という浪漫

ロバート・レッドフォードさん主演の映画『ナチュラル』

私が大学生の頃公開の、ちょっと古いですが、大好きな映画
夕暮れの草原(自分の農場?)で、
自分の息子とキャッチボール
という、印象的なラストシーンでした

きっと、アメリカでは、お父さんたちが胸を熱くしながら
見るんだろうな~、と勝手に思っていました


日本人の私には、その時も、今も『息子とキャッチボール』
に、特別な思い入れは、まったく無いのですが
妻のお父さんには、特別なもののようです

自分の子供は、2人とも女の子の義父
先祖代々、土地を守り農業を続けてきた義父にとって
男の子は、特別な意味を持つようで、
第二子(ママ)が産まれた時、女の子と知って、
かなりガッカリだったそうです


妻の実家に帰るたびに、おじいちゃんは子供たちに
野球しよう!と誘います。
子供たちは、あまり興味を示さなかったのですが、
この夏休み、初めておじいちゃんとキャッチボール
することに

ほんのわずかな時間でしたが、
おじいちゃんはとても嬉しそう
(私の父は、こんなことで喜ばないのだろうな)



きっと、義父は自分の息子と、こうしてキャッチボールを
したかったんだろうな、などと勝手に想像しながら
私は球拾いをしていました


義父もだいぶ高齢になってきました
あと何回、こんな風にキャッチボールができるのだろう

何の変哲もないただのキャッチボール、やりながらいろんなことを
思うのでした。


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