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50歳の新米パパ

老父の終活?

先日、父のところに行ったら、
『帰りに五月人形を持って行け』
と言われました

父の家(私の実家)にある五月人形は
私の長男が生まれた時に、
私が買って実家に置いたものです
母が元気なころは、毎週のように遊びに行っていたので
五月の連休のころになると、出してきて飾ってくれていました




私が子供のころは、家を建て替えるという
父の大きな目標のもと、質素倹約で生活してきたことも
あり、五月人形やひな人形のような華美なものは、
一切、家にありませんでした

子供のころは、それが当たり前だったので、友達の家で
五月人形を見てもなんとも思わなかったのですが
いざ、自分に息子が産まれてみると
やっぱり、何か毎年お祝いをしたくなります

当時は、アパート暮らしでわが家に飾るスペースも無かったのと
同居しないことへの、せめてもの罪滅ぼしみたいな感覚
もあってか、実家のために買って置いておいたのだと思います
(ママの実家にも、五月人形を買って置いてありますが)


母が施設に入り、父だけの家には私も足が遠のいていたり
大雪の影響もあって、冬の間は、子供たちも
遊びに行っていませんでした
『孫も遊びに来ないし、飾ることもないだろう』
とでも思ったのか、『持って帰れ』ということになったような・・


もともと、無駄なものを置きたくない性分の父
同居していない子供たち(私たち)の荷物も、早く処分したくて
帰省するたびに『これ、捨てていいか?』と聞かれたものでした

いざ、自宅に帰って五月人形を飾ってみて、
『これは、父の終活なのかな・・・』
と勘ぐってみたり・・・

なんだか、ちょっと複雑な気持ちの5月なのでした
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