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50歳の新米パパ

「ひとりで悩まないで」というけれど・・・

「ひとりで悩まないで・・・」

育児に悩んでいるひとに、自殺の予防に使われるキャッチフレーズです

「周囲の人が気づいてあげよう」

これも、そうですね


会社を9か月休んだ私の経験からすると

誰かに話を聞いてもらうだけで、気持ちが楽になります
ただし、友人や家族に話しても、アドバイスをくれたり励まされたり・・・
でも、そんな時は、ただただ聞いてもらえればいいんです

ホントは、聞くほうのスキルのほうが、実はとても重要なんですよね
だから、そんな時は専門医(カウンセラー)に聞いてもらうのがベストだと思います

診療内科・・・行ったことの無い人には、とてもハードルが高いと思います
だって、自分がそういう状況だと認めるのがとても怖いから

寒くなったり疲れがたまると、体は風邪をひきます
同じように、疲れると心も風邪をひくんです

かかりつけの内科のお医者さんに行くように、診療内科に行くんですよね

初めて行ったとき、そう思えました
「何も特別なことじゃない」
「こころが風邪をひいたんだ」

最初のころ、ほかの患者さんがいると見らているような、こんなところにいる自分が恥ずかしいような、自分を責めるような気にもなりましたが、通っているうちに

ほかの患者さんも、「あ~、先生とお話にきたんだな」
と思えるようになりました


ところが、育児やいろんなことにつかれて、うつ状態になっていく途中、

「誰かに相談する」という選択肢をしない(できない)
周囲に人からの気づき(アドバイス)を避けてしまう

が問題だったんだろうなと、思い返します

「自分は、まだまだ大丈夫」
「誰かに話しても何も変わらない」
「悩んでいることを友人に話すのは恥ずかしい」
「会社に知られたら、どうなるか怖い」
「治療を始めたら生活はどうなるんだ」

ぜーんぶ、間違いでした


私の場合は

数少ない友人には
「弱い自分をみせたくない」
(輝いているようにみせたい)

会社の同僚には
「不安にさせたくない」
(業績低迷時期で社員が浮足だっていたので)

というのが強かったかな

でも、そんな見栄をはったり、人のことを気にしている場合じゃなかたんですよね
で、結局、会社のみんなに迷惑かけちゃったしね


でもね、やっぱり「ひとりで悩んで」しまうんですよ

「ひとりで悩まないで」と行政がアピールしなくても
「そんな時もあるよね」
「医者にいってきまーす」「お大事に~」といえる社会になるといいですね




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