田中MAN ~絵描きのヒヨコ日記~

絵描きのヒヨコ・田中MANの日常。
早く、若鶏になりたい・・。

お茶碗を描く・形を描く

2010-01-17 22:59:53 | 絵を描く前に
今日から実技が始まります。
今日は、形を見る練習です。


それでは、お茶碗を1m程先においてください。

まず、測り棒(写真では、細くて長い絵筆の後ろを使っています)で
お茶碗の口の長さを測り

紙のまん中に写します。

その幅のまん中に、縦に線を引きます。

これが、中心線となります。
お茶碗は左右対称ですから、右か左のどちらか片方を描けば、
残りの反対側は線対称となります。

ここから、姿勢がとても大切です。

目線があまり動かないように、
◆背筋を無理の無い程度伸ばして、
◆あごを少し引きます。
そうしますと、頭がグラグラ動いて、目線が動くことがあまりありません。
姿勢が少し変わると、見えるモチーフも全然違って見えてしまいます。
デッサンが狂いまくってしまいますので、気を付けて下さいね。

それでは、続けます。
中心線に垂直に、線を1本引きます。
(要は、横線を引きます。)

この線が、お茶碗の口の、一番広がっているところとなります。
紙全体の、半分より少し上に描くといいと思います。

ここから、測り棒を使って角度を測ります。
お茶碗の口の円の、一番向こう側と、一番右側(あるいは左側)の
角度を測ります。

(写真では少しだけずれてます。すみません。)
その角度を、そのまま紙に写します。

手が揺れると、角度が変わってしまうので、
慎重に、慎重に・・・。

今度は一番右から、円の一番手前の角度を測ります。

その角度を、そのまま紙に写します。

これらの2本の線を、中心線に対して対称に描きます。

上下左右の円の頂点が決まりましたので、
お茶碗の口を良く見ながら、楕円を描きます。

これも、左右対称になりますので、気を付けて描いてください。

円が描けましたら、円の一番下から、高台の下までの距離を測ります。

この時、円の横の幅と比べてどのくらいの比率になるかも測ります。
円の横の幅の中に、今測った長さが何個入るか(2つとか、2.5個とか)、
きっちりと比率を測ります。
比率が分かりましたら、今、絵に描いている横幅の長さから、比率を測って
円の下に印をつけます。

あとは同じようにいろんなポイントの角度・長さを測り、
描いていきます。

途中、おかしいかな?と思ったら、どんどん測って、どんどん直してください。
おかしいところが分かるのは、モチーフを良く見ているからです。
見る力が付いてきている証拠です。

最後、モチーフと比べて納得できたら、終了です。
補助線(横線・縦線、印)は、消しておいていただけるとありがたいです。

家の中のいろんな左右対称のものを描いてみてください。
どれも、描き方は同じです。


来週は、今週描いた物に、ボリューム(量感)を付けていきます。
今週書いた紙を大事に取って置いてくださいね。


それでは、また来週。


特記:今回CafeZのpicoさんにモデルになっていただきました。
   ありがとうございました!!
   また、よろしくお願いいたします!







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