田中MAN ~絵描きのヒヨコ日記~

絵描きのヒヨコ・田中MANの日常。
早く、若鶏になりたい・・。

雀の取材で熱中症?

2013-05-27 00:02:32 | 絵を描く前に
来年6月の個展のため、ちょっとずつ準備中で
今日は雀の取材を、団地の中でしておりました。

暑い中、はりきって30分ほど雀を追いまくったあと
家に入ってしばらくすると頭痛とげろげろ攻撃。
これはきっと熱中症・・。
つくしに邪魔されながら昼寝をたんまりして、
何とか乗り越えました。
5月にこんなに調子を崩すのは初めてです。
これから少しは涼しくなるみたいですが、
皆さんも体調にはお気を付け下さい。

お茶碗を描く・形を描く

2010-01-17 22:59:53 | 絵を描く前に
今日から実技が始まります。
今日は、形を見る練習です。


それでは、お茶碗を1m程先においてください。

まず、測り棒(写真では、細くて長い絵筆の後ろを使っています)で
お茶碗の口の長さを測り

紙のまん中に写します。

その幅のまん中に、縦に線を引きます。

これが、中心線となります。
お茶碗は左右対称ですから、右か左のどちらか片方を描けば、
残りの反対側は線対称となります。

ここから、姿勢がとても大切です。

目線があまり動かないように、
◆背筋を無理の無い程度伸ばして、
◆あごを少し引きます。
そうしますと、頭がグラグラ動いて、目線が動くことがあまりありません。
姿勢が少し変わると、見えるモチーフも全然違って見えてしまいます。
デッサンが狂いまくってしまいますので、気を付けて下さいね。

それでは、続けます。
中心線に垂直に、線を1本引きます。
(要は、横線を引きます。)

この線が、お茶碗の口の、一番広がっているところとなります。
紙全体の、半分より少し上に描くといいと思います。

ここから、測り棒を使って角度を測ります。
お茶碗の口の円の、一番向こう側と、一番右側(あるいは左側)の
角度を測ります。

(写真では少しだけずれてます。すみません。)
その角度を、そのまま紙に写します。

手が揺れると、角度が変わってしまうので、
慎重に、慎重に・・・。

今度は一番右から、円の一番手前の角度を測ります。

その角度を、そのまま紙に写します。

これらの2本の線を、中心線に対して対称に描きます。

上下左右の円の頂点が決まりましたので、
お茶碗の口を良く見ながら、楕円を描きます。

これも、左右対称になりますので、気を付けて描いてください。

円が描けましたら、円の一番下から、高台の下までの距離を測ります。

この時、円の横の幅と比べてどのくらいの比率になるかも測ります。
円の横の幅の中に、今測った長さが何個入るか(2つとか、2.5個とか)、
きっちりと比率を測ります。
比率が分かりましたら、今、絵に描いている横幅の長さから、比率を測って
円の下に印をつけます。

あとは同じようにいろんなポイントの角度・長さを測り、
描いていきます。

途中、おかしいかな?と思ったら、どんどん測って、どんどん直してください。
おかしいところが分かるのは、モチーフを良く見ているからです。
見る力が付いてきている証拠です。

最後、モチーフと比べて納得できたら、終了です。
補助線(横線・縦線、印)は、消しておいていただけるとありがたいです。

家の中のいろんな左右対称のものを描いてみてください。
どれも、描き方は同じです。


来週は、今週描いた物に、ボリューム(量感)を付けていきます。
今週書いた紙を大事に取って置いてくださいね。


それでは、また来週。


特記:今回CafeZのpicoさんにモデルになっていただきました。
   ありがとうございました!!
   また、よろしくお願いいたします!







自分の描きたい絵・向いている絵・2

2010-01-11 23:45:33 | 絵を描く前に
自分の絵の好みを分析されて、なんとなく傾向が見つけられましたでしょうか?

そうしましたら、自分の好みをベースに
制作を進める方法を・・・と思ったら、大間違いなんですね~。

今日確認していただきたいのは、
「自分の描きたい絵≠自分に向いている絵」
ということなんです。

そうなんです、好きだからといって、向いているかどうかは、???なんです。
ただし、「好き」ということは、根底のところで一番大事なことです。
それを踏まえた上で、「好きじゃないものも、一応やってみる」という姿勢が
「絵の継続」あるいは「絵の追究」に必要なんですね。

それでは、どうすると自分に向いている絵が分かるか、といいますと、
それはやってみないと分からないんです。
それも、ある程度継続して。

絵は、練習をすると、誰でもあるところまで上手になります。
その「あるところまで」は、個人差がありまして、
ものすごく高いレベルまで、思いもよらず行くこともあります。
それが、「自分に向いている絵」なんですね。

要は、最初の段階では食わず嫌いはしないで、とりあえずやってみる、
ということです。


それでは、いよいよ次回(来週)から、具体的な練習を始めていきます。

◆来週のための準備物◆
 □鉛筆などの筆記用具
  ・鉛筆だと、少し濃い目のもの。(Hより薄いのは、向いてません)
  ・ボールペンやサインペンでもいいです。
  ・万年筆など、インクが乾くのに時間が掛かるものは、避けてください。

 □紙(A4以上の大きさを5枚くらい)
  ・練習なので、何でもいいです。(チラシのうらでもOK!)

 □まっすぐな、長い棒
  ・画材やさんで、「測り棒(デッサン用)」を購入してもいいですし
   台所にある「串」や、編み棒でも、構いません。

 □画板のようなもの
  ・画板でもいいですし、表面がでこぼこしていない板でしたら、
   何でもいいです。

 □モチーフ(描くもの)
  ・今回は、「自分の使っているお茶碗」にします。

 □スクラップブック
  ・描いたものを残すためのものです。
   (スケッチブック利用の場合、要りません)

鉛筆は、できれば鉛筆削りではなく、カッターナイフで削ってみてください。
手を動かすリハビリにもなります。
くれぐれも、怪我をしないように気を付けて下さいね。
(デッサン用鉛筆の削り方は、またいつかお知らせしますね)


初回実技テーマは、「ざっくり、きちんと描いてみる」です。
それでは、また来週!


 



自分の描きたい絵・向いている絵

2010-01-02 22:51:54 | 絵を描く前に
大変長らくお待たせいたしました。
秋から年末にかけて、不本意なほど忙しく
こちらのブログを放置しておりました。
(犬猫ブログはこまめに更新しておりますが・笑)
12月15日頃、進めると予告しておりましたのに、
大変失礼いたしました。

それでは、
半年間の絵葉書ノートをじっくりとご覧ください。
共通点は無いでしょうか?

例えば、モチーフ(描かれているもの)が
・人物ばかり
・風景ばかり
・静物ばかり
・抽象画ばかり

しかも、人物ばかりだったら
・女の人ばかり
とか、
・猫がいる
とか
・横顔ばかり
とか、何か共通点は見つからないでしょうか?

そして、色。
・なんとなく、青が多い
・黒がピシッと入っている絵が多い
・赤がしゃきっとしてる絵が多い
・全体的にモノトーンぽい
とか、共通点は無いでしょうか?

きっと、選ばれた絵葉書や画集を眺めていると、
決定的な共通点が、何かしら見つかると思います。

自分の好みを知ると、自分の描きたい方向性がはっきりと分かってきます。
どうせ絵を描くなら、自分の好きなモノ・自分の好きな色・自分の好きな感じを
描きたいですよね。
そして、なんでもそうですが、
好きじゃないと絶ーーーーーっ対に続けられません。

絵は、練習すればするほど、ある程度上達します。
ただ、練習を続けるのは楽しいときもありますが、
つまらないと感じる時もあります。(繰り返しが多いですから)
そんな時、色やモチーフを好きなモノにしていくと、
楽しく続けることができますので、
自分の好きなモノを確認するのはとても大切なのです。

今日は、自分の好きなモノをじっくり再確認してみてくださいね。


ちなみに、私の好きな絵は、
・すっきりして見える。(うるさくない)
・動物が入っている絵が多い。
・しっかりしたアウトラインの線がある。
・きっちりしたデッサンがとれている。あるいは、
 しっかりしたデッサンの裏づけがある、崩した絵。
・構図が、しゃっきりとした、格好イイ絵。
・圧倒的に、上手い。

私は、絵のテーマとかはどうでもいいんです。
「この絵、欲しい」と思える絵が、私の好きな絵です。

文字に書いてまとめると、自分の好きな絵の傾向が、
再確認できると思いますよ。

まっすぐな線の描き方

2009-08-03 00:24:47 | 絵を描く前に
それでは、まっすぐな線を描くコツを。

それは、鉛筆あるいはペンを、描きたい線の方向と平行に持つことです。
そして、中指を紙の上に置き、線がぶれないようにします。

■横の線の描き方
少し変わった持ち方ですが、
鉛筆デッサンや木炭デッサンをするときの持ち方になります。
支点が、ペンの先と、中指爪の先の2点になるので、
普通のペンの持ち方より、かなり安定します。



■縦の線
横の線と同じく、少し変な持ち方です。
普通に下におろしていくだけで、まっすぐな線が引けるはずです。



ただ、この描き方は、紙を立てかけていないと使えません。
紙を立てかけていると、描くときに背中がピンとまっすぐになっているので
より、安定した線を描くことができます。

紙を机などに置いて、下に向かって描く時には、
背中が丸まっているので、安定しないと思います。

ですので、紙を机などにおいて描くときは、
普通のペンの持ち方でがんばるしかありません。
やはり、練習あるのみなのです。
でも、描けば描くほど、思った線が描けるようになると思います。
練習した経験は、決して裏切りませんから、あまり根を詰めずに、
上手くなるのを楽しみながら、ボチボチ続けていきましょう♪