暑い中、自転車を漕いで目的の場所に向かう。
「あんたはいつだってギリギリに出すぎ。」
そう周りから言われ、自分でもそうだなと分かっているのに。
今日もギリギリに出発してしまい汗だくでダッシュ。
新しい服には汗がついちゃって。
いいよ。もうそこは。制汗剤で何とかする。
そんな中、本当ならばキンキンに冷えたお水、ひんやり冷えたお茶なんかをゴクゴクと喉に通してみたい所なのだけれど、僕は苦めのコーヒーを買った。
それでも冷えているだけで有難い。
コクリコクリと口の中全体に通すのも忘れ一直線に喉へとお迎えする。
体に染み渡る申し訳程度の冷たい温度がいじらしく心地良い。
あぁ、今日も暑いんだな。生きていかなきゃなって思うそんな午前のベンチ。