昨日の全国紙にコロナ感染防止対策で政府は、外国のオリンピック選手団や報道関係者に対して警備員による制限外の行動監視を徹底している。と。
しかし、同じ記事の中で『警備員はそもそも外国語が話せないので、どこへ行くのか聞くこともできない』との記載がありました。
政府は多国籍にわたる外国人のルール破りの監視のために適切な警備員を派遣するべく派遣会社と契約を交わしたのでしょうが、派遣会社の下請け、孫請け、ひ孫請け会社から派遣される警備員が「外国語を話すことができる警備員」とは思えません。また、数カ国語に通じた人材が現場警備員の仕事に従事するとも考えにくいです。
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子供の頃に横浜港の埠頭に寄港中の外国貨物船のウオッチマンのバイトをしていました。相当な高給がもらえました。
外国船籍貨物船は船員は99パーセント以上が外国人。
外国船員は一時上陸許可証で日本に上陸します。
けん銃も持っています。薬物も持っています。当時日本では禁止されていたエロ本も持っています。
日本製品と交換してくれます。
自転車で本牧ふ頭まで行くと「チェンジ、チェンジ」と言いながら日本では手に入らない物品と交換してくれます。
自転車やスーパーカブという原付自転車もチェンジすると即貨物船に持ち込んで帰国してしまいます。
密輸入・密輸出ですね。罷り通っていました。
AからD突堤まである本牧埠頭の出入り口にあるゲートと税関職員は時により居たり居なかったり。バイクで通過する時に税関職員は止めるそぶりをしますが気にせずアクセルを吹かして走り去れば追って来ることはありません。
政府が何を言おうが現場はこんなものです。
港町はけん銃や不法薬物が蔓延していました。小動物も検疫無しで受け取れます。
こんなことを防ぐためにでしょうか、規定なのでしょうか? ウオッチマンを雇って外国貨物船のタラップ上に配置されます。
取り決めでは2人配置で交代でタラップ上に立って監視するのですが、何故かいつも1人だけ。
トイレや食事、休憩もできない実情なので現実には平気で職場を離れます。
そして、肝心なのはウオッチマンに雇われる時の会社の指導は「何でもいいから立ってりゃ良い」だけ。世界各国の外国人相手に英語みたいな「ショーミーパスポート」の一言だけを教わります。
誰が何を持って乗船しようが、下船しようが全く気にしません。
夜間も人の乗下船はありますがウオッチマンは眠たくなったら船倉の寝心地のよさそうなところで寝てしまいます。
船倉では黒いのや黄色いの白いのなどが博打や殴り合いの大喧嘩もやっていました。10代の私は無視を決め込み。
これで翌朝には高額なバイト代がもらえました。