この画像は、広島の大和ミュージアムの向かいにある『てつのクジラ館』に展示・公開中の潜水艦。
実際に海上自衛隊で就役していたゆうしお型潜水艦の「あきしお」
2004年3月に退役して海上自衛隊の広報展示用になっています。
今回、搭乗させて戴いたのはこの「あきしお」より少し大きめの排水量2700トンの艦艇でした。
※海上自衛隊HPより
残念ながら写真撮影はNGでしたが、艦内は想像より広くて会議室があったり、長椅子の下が収納庫になっていたり、乗組員はソナーで感知されないように足音にも気を付けて運動靴を履いていたり、特定の曜日に特定の食事メニューを出して曜日感覚を持たせたりと、工夫があちこちに見受けられました。
一番驚いたのは、操縦室が舵輪や潜望鏡のイメージが想像とは全く異なっていたこと。多分映画などで見ている操舵室は大昔のものです。
現在、海上自衛隊が保有する潜水艦の数は18隻だそうで、その総てがディーゼル潜水艦になります。(老朽船含む)
海上自衛隊は、諸外国が保有している原子力潜水艦を一隻も持っていないということです。
お隣の中国は、海洋進出を最近になって始めたばかりなのに原子力潜水艦を8隻、通常型潜水艦を63隻保有しています。
やはりお隣のロシアは、原子力潜水艦が37隻、通常型潜水艦を28隻保有しているそうです。
思い出したのは昨年、陸上自衛隊の総合火力演習を拝見させて戴いた際に 我が国最新鋭の10式戦車とやらが登場しましたが保有台数3台のみとか。故障や整備を考えると実質1台しか稼働できず、北海道から沖縄・尖閣までの守備は到底無理でしょう。1つの町だけでも無理だと思います。
陸自は、61式や74式戦車も多数保有しているようですが
61式って、1961年(昭和36年式。開発は1955年度)74式は、1974年(昭和49年式)の戦車ってことで自動車で云えばてんとう虫のスバル360程度にクラシックな超時代遅れなものを今でも現役で使っており、最新鋭10式戦車だって2010年式という代物が日本に3両あるから安心なんて思えません。
織田信長が当時の最新兵器『鉄砲』を用いたことで戦いに勝利し、幕末でも最新の武器を持っているにわか仕立ての兵隊が剣術等の達人や正真正銘の武士たちを圧倒して勝ってきた歴史を忘れる訳にはいきません。装備は20年や30年では整えられませんもの。
平和には投資が必要経費なのは世界の常識、でも世界一戦争から遠い国に居て平和を当然と考えている人々には、紛争国で市民がどれほど酷い目に遭っているのか見つめ直す必要があるのかも知れません。
ま~、今回は色々と考えさせられた1日でした。
実際に海上自衛隊で就役していたゆうしお型潜水艦の「あきしお」
2004年3月に退役して海上自衛隊の広報展示用になっています。
今回、搭乗させて戴いたのはこの「あきしお」より少し大きめの排水量2700トンの艦艇でした。
※海上自衛隊HPより
残念ながら写真撮影はNGでしたが、艦内は想像より広くて会議室があったり、長椅子の下が収納庫になっていたり、乗組員はソナーで感知されないように足音にも気を付けて運動靴を履いていたり、特定の曜日に特定の食事メニューを出して曜日感覚を持たせたりと、工夫があちこちに見受けられました。
一番驚いたのは、操縦室が舵輪や潜望鏡のイメージが想像とは全く異なっていたこと。多分映画などで見ている操舵室は大昔のものです。
現在、海上自衛隊が保有する潜水艦の数は18隻だそうで、その総てがディーゼル潜水艦になります。(老朽船含む)
海上自衛隊は、諸外国が保有している原子力潜水艦を一隻も持っていないということです。
お隣の中国は、海洋進出を最近になって始めたばかりなのに原子力潜水艦を8隻、通常型潜水艦を63隻保有しています。
やはりお隣のロシアは、原子力潜水艦が37隻、通常型潜水艦を28隻保有しているそうです。
思い出したのは昨年、陸上自衛隊の総合火力演習を拝見させて戴いた際に 我が国最新鋭の10式戦車とやらが登場しましたが保有台数3台のみとか。故障や整備を考えると実質1台しか稼働できず、北海道から沖縄・尖閣までの守備は到底無理でしょう。1つの町だけでも無理だと思います。
陸自は、61式や74式戦車も多数保有しているようですが
61式って、1961年(昭和36年式。開発は1955年度)74式は、1974年(昭和49年式)の戦車ってことで自動車で云えばてんとう虫のスバル360程度にクラシックな超時代遅れなものを今でも現役で使っており、最新鋭10式戦車だって2010年式という代物が日本に3両あるから安心なんて思えません。
織田信長が当時の最新兵器『鉄砲』を用いたことで戦いに勝利し、幕末でも最新の武器を持っているにわか仕立ての兵隊が剣術等の達人や正真正銘の武士たちを圧倒して勝ってきた歴史を忘れる訳にはいきません。装備は20年や30年では整えられませんもの。
平和には投資が必要経費なのは世界の常識、でも世界一戦争から遠い国に居て平和を当然と考えている人々には、紛争国で市民がどれほど酷い目に遭っているのか見つめ直す必要があるのかも知れません。
ま~、今回は色々と考えさせられた1日でした。
日本の国力から中国の10分の1程度でも基地周辺の防音工事費など装備に関係のない多額の費用を加えない国防費を支出すれば、最新式で数を揃えることはできそうですが日本人は水と安全はタダだと思っているようで・・・