旅 ・ 懐かしいもの探しetc

 旅行はあまり有名ではないところをメインに身勝手な感覚で記述し、武漢ウイルス以降はグチばかり・・・

東京 千鳥ヶ淵戦没者墓苑・靖国神社

2015年02月08日 | 観光地ではない旅行
大東亜戦争で海外において亡くなられた軍人、軍属、一般邦人戦没者の御遺骨を納めた『無名戦没者の墓』
親戚も海外で戦没者となっており ここは引き渡しが出来ない方の遺骨を納められている場所なのですが江戸城(皇居)のお堀にあり 桜の名所ということもあって感謝と哀悼の念を持って訪れました。

さざれ石

国歌「君が代」にも歌われる「さざれ石」。墓苑内にありました

戦没者の戦没地図面

 モンゴル・樺太・アリューシャン・中国・インド・ビルマ・タイ・マレーシア・ボルネオ・パプア・中部太平洋で240万人もの戦没者…

 240万人と数字にしてしまうと実感が湧きませんが 我が国第4の大都市名古屋の全人口を上回り、大阪市の全人口に匹敵する数の人々がアジアの国々のために亡くなっていったのですね【合掌】

靖国神社
 国家のために一命を捧げられたこれらの人々の名を後世に伝え、その御霊を慰めるために、東京九段の地に「招魂社」を創建し、この招魂社が今日の靖国神社の前身で、明治12年(1879年)6月には社号が「靖国神社」と改められて別格官幣社に列せられたそうです。

境内の神楽殿

舞が奉納されています


靖国神社の御祭神
 靖国神社には、戊辰戦争やその後に起こった佐賀の乱、西南戦争といった国内の戦いで、近代日本の出発点となった明治維新の大事業遂行のために命を落とされた方々をはじめ、明治維新のさきがけとなって斃れた坂本龍馬・吉田松陰・高杉晋作・橋本左内といった歴史的に著名な幕末の志士達、さらには日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦・満洲事変・支那事変・大東亜戦争などの対外事変や戦争に際して国家防衛のために亡くなられた方々の神霊が祀られており、その数は246万6千余柱に及んでいるとのこと。



 靖国神社に祀られているのは軍人ばかりでなく、戦場で救護のために活躍した従軍看護婦や女学生、学徒動員中に軍需工場で亡くなられた学徒など、軍属・文官・民間の方々も数多く含まれており、その当時、日本人として戦い亡くなった台湾及び朝鮮(韓国)出身者やシベリア抑留中に死亡した軍人・軍属、大東亜戦争終結時にいわゆる戦争犯罪人とされて報復処刑された方々などの神霊も祀られているそうです。

 このように多くの方々の神霊が、身分・勲功・男女の区別なく、祖国に殉じられた尊い神霊(靖国の大神)として一律平等に祀られているのは、「国家のために一命を捧げられた方々を慰霊顕彰すること」として、日本には昔も今も、死者の御霊を神として祀り崇敬の対象とする穏やかで優しい文化・伝統が残されています。
 諸外国では、死者であっても遺体を墓から掘り出して『死者に鞭打つ』ことや敵を倒した後に勝ち誇って『遺体に放尿する』などは常識的に行なわれていますが 日本人は昔から、敵であっても犯罪者であっても死者となった御霊は区別なく手厚く葬り敬うという諸外国に誇るべき美しい文化・伝統があります。日本人以外の方々には理解できないかもしれません
 ※神社の方のご説明から引用





境内の遊就館
明治15年に開館した御祭神にゆかりの品々を納めた博物館
館内ホールの展示物の映像
蒸気機関車C56・31




カノン砲・八九式十五糎加農





寄贈者名銘板

 協賛者名の中に偶然、亡くなった叔父の名があるのをみつけました。何も喋らなかった穏やかな叔父でしたが色々な思いがあったものと偲ばれました


零式艦上戦闘機 五二型










ホール以外の館内に展示されている御祭神ゆかりの品々は、どれも貴重なものや感動的なもので現代日本人が失いかけていることを思い起こさせて戴きました。
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