米雇用、戦後最悪2050万人減 4月速報値 失業率14.7%、戦後最悪
5/8(金) 21:42配信 毎日新聞 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200508-00000091-mai-bus_all
【抜粋】
米労働省が8日発表した4月の雇用統計(速報値)によると、前月比2050万人減となり、第二次世界大戦後で最大の減少幅を記録した。
4月の失業率は14.7%と前月(4.4%)から急上昇し、戦後最悪だった1982年11、12月(10.8%)を上回り、30年代の大恐慌時に次ぐ水準まで悪化した。
新型コロナウイルス感染拡大によって経済活動が縮小したためで、世界経済をリードする米国の雇用情勢の深刻な実態が鮮明となった。
米国の就業者数は、リーマン・ショック後の2009年3月に80万人減、終戦直後の兵役解除の影響を受けた45年9月に195万9000人減を記録しているが、今回はこれらを桁違いに上回った。
米国の労働力人口は現在、約1億6000万人。およそ8人に1人が4月の1カ月だけで職を失った計算になる。
失業率もリーマン・ショック後の09年10月(10.0%)を大幅に上回り、25%に達したとされる大恐慌時の33年以来の高い水準となった。
失業率もリーマン・ショック後の09年10月(10.0%)を大幅に上回り、25%に達したとされる大恐慌時の33年以来の高い水準となった。
4月の集計時点では、全米50州のうち42州が外出規制を発動し、米国民の約9割が規制対象となっており、営業停止を迫られた企業による従業員の一時解雇も広がっていた。
4月中旬以降も失業保険申請件数が2週連続で300万件を超えており、足元の雇用環境はさらに悪化している可能性がある。米議会予算局(CBO)は、20年7~9月期に失業率が16%に上昇すると予測している。
さらに、小売りやサービス業では大手企業の経営破綻が起き始めた。
4月中旬以降も失業保険申請件数が2週連続で300万件を超えており、足元の雇用環境はさらに悪化している可能性がある。米議会予算局(CBO)は、20年7~9月期に失業率が16%に上昇すると予測している。
さらに、小売りやサービス業では大手企業の経営破綻が起き始めた。
米高級百貨店ニーマン・マーカスは7日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用をテキサス州の裁判所に申請した。
今月に入り、米衣料品チェーン大手Jクルー・グループや米スポーツジム運営大手ゴールドジムなども相次いで破綻している。
【ワシントン中井正裕】
【ワシントン中井正裕】
★★同じ米国関連の昨日の時事コム報道★★
コロナ関連の奇病で男児死亡 米NY、川崎病似の症状73人
5/9(土) 4:20配信 時事コム https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200509-00000000-jij_afp-int 【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米ニューヨーク州在住の5歳の男児が、新型コロナウイルスへの感染が原因とみられる珍しい炎症性疾患により死亡した。同州のアンドルー・クオモ(Andrew Cuomo)知事が8日、発表した。
クオモ氏はツイッター(Twitter)への投稿で「ニューヨーク(州)ではこれまで、川崎病と毒素性ショック症候群(TSS)に類似した症状で重症となる子どもが73人確認された」と表明。「木曜日(7日)には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって引き起こされたとみられるこうした合併症により5歳の男児が亡くなった」と述べた。
川崎病は主に5歳以下の子どもがかかる原因不明の疾患で、血管壁に炎症が生じ、発熱、皮膚の剥離、関節痛を引き起こす。その他、発疹やリンパ節の腫れも川崎病の兆候となる。放置すれば心不全を引き起こす恐れがあるものの、治療を受ければ治る場合が多い。
新型ウイルスに感染した子どもが発症する川崎病に似た症状については先月、英国民保健サービス(NHS)が最初に警鐘を鳴らし、その後フランス、イタリア、スペインでも複数の患者が確認されている。【翻訳編集】 AFPBB News
クオモ氏はツイッター(Twitter)への投稿で「ニューヨーク(州)ではこれまで、川崎病と毒素性ショック症候群(TSS)に類似した症状で重症となる子どもが73人確認された」と表明。「木曜日(7日)には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって引き起こされたとみられるこうした合併症により5歳の男児が亡くなった」と述べた。
川崎病は主に5歳以下の子どもがかかる原因不明の疾患で、血管壁に炎症が生じ、発熱、皮膚の剥離、関節痛を引き起こす。その他、発疹やリンパ節の腫れも川崎病の兆候となる。放置すれば心不全を引き起こす恐れがあるものの、治療を受ければ治る場合が多い。
新型ウイルスに感染した子どもが発症する川崎病に似た症状については先月、英国民保健サービス(NHS)が最初に警鐘を鳴らし、その後フランス、イタリア、スペインでも複数の患者が確認されている。【翻訳編集】 AFPBB News
★★そういえば、2014年に川崎病についてこんな記事がありました★★
日本の川崎病、中国からの風が原因か
2014年5月20日 9:38 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 北米 米国 ] 【画像】深刻な大気汚染に見舞われた中国
【5月20日 AFP】主に乳幼児が発症する「川崎病」は、中国北東部から風に乗って日本に運ばれてくる毒素が原因の可能性があるとの研究結果が19日、発表された。
川崎病の発症例は世界各地で確認されているものの、日本で最も多い。症状には発熱、発疹、爪の剥離が含まれ、患者の25%は、心臓の血管が膨張し死に至ることもある「冠動脈瘤(りゅう)」を発症する。
予防法は存在しないが、人から人へは感染せず、発症しても大半は数週間で完治する。
1967年に発見されて以来、原因は謎とされてきたが、日本では1年のうちの特定の時期に患者が増えることが分かっていた。
研究を率いた米カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California, San Diego)医学部の川崎病研究センター(Kawasaki Disease Research Center)のジェーン・バーンズ(Jane Burns)所長は、「川崎病の原因となっている地域は世界各地にあることは確かだが、中国北東部と日本、ハワイ(Hawaii)、北米西岸地域との間にある関連性に焦点を当てることは、原因究明に向けて最も有望だと考えている」と語った。
気流モデルを使って行われた先行研究で、中国北東部の広大な穀倉地帯を起点とした風が吹いている時に川崎病の発症数がピークを迎えることが分かっていた。
今回の研究では、大容量の空気ろ過装置を搭載した航空機を使い、日本の上空2000~3000メートルの空気を検査したところ、空気中で最も多かった菌類はカンジダであることが分かった。酵母菌の一種であるカンジダは、世界中でみられるさまざまな真菌感染症の最も大きな原因とされている。
米科学誌「米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)」に掲載されたこの最新の分析結果では、最も有力な川崎病の原因は、中国北東部を起源とし、カンジダと関連する可能性がある「前もって形成された毒素または環境分子」だとされている。
この仮説では、病原性を持つ何らかの毒素または分子が、穀倉地帯の上空を吹く風によって運ばれ、感受性の高い遺伝子を持つ子どもがこれに触れると異常な免疫反応を引き起こすと推測されている。
バーンズ氏は、川崎病が確認され始めた1960年代に中国北東部で何らかの変化があったとみて、「風に運ばれるこれらのエアロゾル(浮遊粒子)を生み出す活動または状況を特定する必要がある」と話している。(c)AFP/Kerry SHERIDAN
ずいぶん前の話でしたが、病原はやっぱり中国みたいです。
名前はWHOが否定する地域の名前を付けて 『川崎病』 を冠していますがね~。そうそう、 『日本脳炎』 も日本の名前付けられてます。